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一橋桐子の犯罪日記

松坂慶子『一橋桐子の犯罪日記』猟奇殺人者の手記ではなかった!

新聞のテレビ番組欄を見ていて『一橋桐子の犯罪日記松坂慶子の文字を見た時、なんか怪しい猟奇殺人者の手記めいたものを感じました。

しかし、『一橋桐子の犯罪日記』ドラマ第1話を見た時、想像したものとは全く違った内容に、このまま見ていようか、止めようか戸惑いました。松坂慶子扮する桐子があまりにも日常のとろいオバちゃんだったからです。

松坂慶子といえば、昭和世代にとっては美人の代名詞と言っていいでしょう。そんな彼女が、衣装によるのでしょうが、ただの冴えないオバちゃんになっているではありませんか!

これも愛、あれも愛、たぶん愛、きっと愛

と、『水中花』を歌っていた華やかな松坂慶子は、どこにもいません。

しかし、チャンネルを変えずに見ていると……

『一橋桐子の犯罪日記』とは何なのでしょうか?

76歳になっていた桐子松坂慶子)が居候していた家の主人知子由紀さおり)が死んでしまいました。貯金もなく、安アパート(事故物件?)に引っ越しせざるをえなくなった桐子。バイト先のパチンコ店でも精彩を欠いていて、店長(岩田剛典)に怒られているばかりです。桐子は、ただ何も考えず歳をとってしまったです。

桐子はお先真っ暗な自分の未来ばかりを考えていると、テレビで高齢者の受刑者が介護されている姿をニュースで見ます。

そうだ、これだ!

桐子は刑務所に入る決心をします。入れれば、この先は食うのにも困らないと思ったのです。しかし、何の取り柄もないただのオバちゃんが、何をすれば刑務所に入れるかわかりません。

そんな桐子が元受刑者のパチンコ店の店長に、小説を書いていると嘘をつき、何とか刑務所に入れる犯罪の方法を毎回千円払いながら、教えてもらいます。桐子はメモ魔で、聞いたことをしっかりメモしていきます。これがタイトルの『一橋桐子の犯罪日記』なのです。

彼女はパチンコ店の店長だけでなく、闇金(宇崎竜童)、結婚詐欺師(木村多江)などのアドバイスを聞きます。この店長はじめ闇金、結婚詐欺師などは一見悪者に見えたのですが、実はみんな"いい人"でした。

何とか刑務所に入ろうと努力する桐子(笑えます)は、いつの間にか精彩を欠いたとろいオバちゃんから少しずつイキイキしてきます。

『一橋桐子の犯罪日記』
【本の目次】
第一章 万引
第二章 偽札
第三章 闇金
第四章 詐欺
第五章 誘拐
最終章 殺人

ドラマは本の目次ごとに1話ずつ進行していきます。10月22日までは、桐子は偽装誘拐に手を染める前まできました。

第1話で、桐子は捕まるためにケーキを袋にガムシャラに詰めていました(万引きです)。それを、高校生アルバイトの雪菜長澤樹)にとがめられます。

桐子の万引き計画は失敗に終わりました。しかし、この雪菜とは純粋なところが合うのでしょうか、ずっと友達になっていました。

そして、雪菜は親が自分の希望(サーファー)を認めてくれないと、桐子に自分の偽装誘拐を提案します。

『一橋桐子の犯罪日記』キャスト

一橋 桐子(松坂慶子)
久遠 樹(岩田剛典)
榎本 雪菜(長澤樹)
友岡 明子(片桐はいり)
寺田 一男(宇崎竜童)
小池 ゆかり[またの名を斉藤薫子](木村 多江)
宮崎 知子(由紀さおり)
三笠 隆(草刈正雄)

『一橋桐子の犯罪日記』見逃し配信

『一橋桐子の犯罪日記』の見逃し配信は、U-NEXTとNHKオンデマンドの2つで見られます。(2022/10/29現在)

『一橋桐子の犯罪日記』見逃し配信はU-NEXT

『一橋桐子の犯罪日記』見逃し配信はNHKオンデマンド

『一橋桐子(76)の犯罪日記』

10月29日(土)の読売新聞広告10月29日(土)の読売新聞広告

人に迷惑をかけない生きていくには?

76歳、一人暮らし、パート勤務、貯金なし!

人生の幸福について真剣に考えさせられました。お金も必要、住むところも必要、仕事も必要。でも、やっぱり一番必要なのは人との繋がりかなぁ。(鹿ノ子さん)

すごく好きな一冊。淡々として馴染みやすくほっこりする。自分の身にも起こりうる老後の話。(あやさん)

コミカルではあるけど、日本社会が抱えているリアルな問題が描かれています。(りんさん)

今の世の中、若者でも将来の保障などなく不安と大きく書かれた未来へ向かって揺れる橋を渡り続けている。誰もが桐子になるかもしれない。私もだ。(びびんさん)

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著者・原田ひ香
1970年神奈川県生まれ。2005年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。07年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞。著書に「東京ロンダリング」「三人屋」「ランチ酒」シリーズ、『母親ウエスタン』『ミチルさん、今日も上機嫌』『ラジオ・ガガガ』『三千円の使いかた』『まずはこれ食べて』『古本食堂』など多数。