やんごとなき一族やんごとなき一族©️フジテレビ

土屋太鳳『やんごとなき一族』が面白い3つの理由

やんごとなき一族』原作マンガ2巻まで読んでみました。ドラマでは、誇張しているところもありますが、原作をしっかりベースにしていて、分かりやすいドラマになっています。

2022.5.11現在、『やんごとなき一族』は第3話までしか放送されていませんが、面白い理由を3つ上げてみます。

いじめに屈せず頑張ってる佐都(土屋太鳳)、でも簡単にはいきません

深山家に門前払いをされた佐都(土屋太鳳)。健太(松下洸平)を深山家の当主にしたい父親・圭一(石橋凌)の仮の譲歩をえ、健太と結婚できました。しかし、「めでたし、めでたし」とはなりません。

健太の母・久美(木村多江)を見ればわかるような、妻とはいえ、お手伝いさんのような立場です。圭一にはあからさまな愛人・葛西綾(小沢真珠)がいて、久美にはその愛人に「お世話になっています」と頭を下げさえるような深山家。

この先、健太にも愛人を進めるような父、誰も逆らえない姑のご意見番・八寿子(倍賞美津子)が、どんな難題をふっかけてくるかわかりません。八寿子は、いずれ佐都の頑張りを認めて力になってくれるような気がします。同じ投手の嫁という過酷な人生を歩んだはずですから。

ともかく、佐都は様々な課題をなんとか乗り越えても、「めでたし、めでたし」とはならず、また新たな課題が出てくることでしょう! ガンバレ、佐都、よくやったね、佐都! となっても、先はまだまだ暗くて長い道程なのです。

『やんごとなき一族』マンガ冒頭の言葉が思い出されます。

シンデレラは王子様に見初められ、玉の輿に乗り豪華なお城で一生幸せに
——果たして暮らせたのでしょうか——?

それにしても、土屋太鳳さんがフジ連ドラ初出演にして初主演とは驚きでした。

悪い奴がはっきりしているので、頭を使わないでドラマが楽しめる

圭一(石橋凌)と美保子(松本若菜)©️フジテレビ

その①圭一(石橋凌):佐都(土屋太鳳)の夫・健太(松下洸平)の父親
健太を深山家の当主にしたいと思っていますが、庶民出の佐都は追い出したい。そのため、ありとあらゆる難題を考え実行します。

健太が高校の頃憧れていた立花泉(佐々木希)を、健太付き秘書にします。健太の出張にも泉を帯同させ、健太の愛人にして、佐都に諦めさせようと考えていました(第3話まで)。この先、佐都と健太と泉の関係が、どうなるのかも目が離せません。

その②美保子(松本若菜):深山家の長男・明人(尾上松也)の妻
マンガ以上に過激に、佐都をいじめます。深山家の女主人になりたい! いやならなければならない! と思っています。長男・明人が、弟・健太にとって変わられている状況をなんとか変えたい! そのためにはどんなことも利用し、佐都を追い出したいのです。

「ほ〜、そうなんだ」とあこがれの上流階級の世界がわかる

たとえば、"着物の絵柄"の話は初耳でした。

深山家のお花見会に、母の桜柄の着物を勝負服のように着て出かけた佐都(土屋太鳳)。そこには悪い奴その②美保子(松本若菜)がいました。彼女は佐都の着物を見て「そのお着物、素敵ね」といいますが、その顔には不敵な笑みが……。

桜が満開の時に桜の柄を着ることが、どれほど"野暮な人間"とみなされるか! 着物には"季節の早取り"というルールがあるそうです。

つまり、咲いた桜の柄の着物を着る時期は、まだ桜が"つぼみ"の時期に着るのだそうです。

そのため、美保子の着物の柄は、同じ桜の柄でも"花筏(いかだ)"でした。つまり、桜が散って、水面が桃色の筏のようになって流れている、そういう絵柄だったのです。

また、そんな"花筏"の柄を持っている人間は、着物を多く持っている人間に限られるからです。お金持ちしか持ちえない着物の柄です。佐都にとっては、いや庶民にとっては分かりようがないことです。

(下の写真)水面に流れる桜の花びらをモチーフにした着物の柄が、「花筏」になるでしょうか。

花筏の絵柄花筏柄の着物
[参照]https://kr-aki.co.jp/products/detail/5652

終わりに

今回は土屋太鳳主演『やんごとなき一族』第3話までで、面白い3つの理由を取り上げてみました。それは、次の3点でした。

  1. いじめに屈せず頑張ってる佐都(土屋太鳳)、でも簡単にはいきません
  2. 悪い奴がはっきりしているので、頭を使わないでドラマが楽しめる
  3. 「ほ〜、そうなんだ」とあこがれの上流階級の世界がわかる

まだドラマは半分も放送されていないので、今後どんな展開になるのかわかりませんが、面白い点、ダメな点を追記するか新ページをアップしたいと考えています。

今後の興味は、健太の母・久美(木村多江)と姑のご意見番・八寿子(倍賞美津子)のふたりが、自分たちの過去を振り返り、古い体質を捨て佐都を心から応援するか、です。

また、長男明人の妻・美保子(松本若菜)のいじめはどこまでエスカレートするのか、も見ていきたいですね。

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