キングダム３運命の炎紫夏は杏。アニメでは何話？政との感動の絆！

2023-03-20 2024-03-25

紫夏が出てくるシーズン２

映画『キングダム3 運命の炎』で、紫夏（しか）の役は杏さん。紫夏とは、嬴政（えいせい、後の始皇帝）の趙国からの脱出を請け負う闇商人の頭です。紫夏はどんな人なのか、アニメでは何話に出ていたのか、調べて見ました。

紫夏が出ているのは、アニメ版『キングダムシーズン２』です。

第7話『呪われた王子
第8話『政と紫夏』
第9話『つなぐ願い』

杏さんは、紫夏にぴったりです。

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※本記事は2024年1月19日現在の情報です。最新の情報は、公式サイトでご確認ください。

Contents

1 政と紫夏—紫夏が出ているのはアニメでは第何話？
- 1.1 紫夏が出ているのは『キングダム第2シリーズ』
2 杏さんのコメント他
3 キングダム３運命の炎紫夏は杏。アニメでは何話？政との感動の絆！［まとめ］

政と紫夏—紫夏が出ているのはアニメでは第何話？

紫夏が出ているのは『キングダム第2シリーズ』

第7話『呪われた王子』
なぜ、政（後の始皇帝）は呪われた王子なのか？　また、政は秦の敵国・趙で暮らしていたのか？　その悲惨な生い立ちが語られます。
秦と趙が戦い、秦が勝ちます。その時、秦の将軍・白起は、投降した趙の40万の兵を生き埋めにして殺してしまったのです。数ヶ月後、趙国の人質であった秦の王族である子楚と趙の趙姫（ちょうき）との間に生まれたのが政。

しかし、父・子楚は秦の実力者、呂不韋（りょふい）が脱出させます。残された趙姫と政は、趙の人々の恨みの対象になっていて、とても悲惨な状況にありました。

7年後、秦の昭王が死んだことにより、太子であった暗黒君が王になり、政の父・子楚が太子になりました。子楚の子である政を、趙から脱出させる計画が練られます。その任務にあたるのが、道剣を長とする単元と田慈の3人。その時、道剣は趙に顔が広い闇商人の頭・紫夏に助けを求めたのです。

紫夏は政を知ることにより、その任務を引き受けるかどうか決めると答えます。その時、コソ泥の少年が趙の人々に捕まり、暴力を受けます。この少年が政でした。紫夏は趙の人々に話しかけると、そのすきに政は逃げてしまいました。

その後、川辺で月を見ていた政を見つけ語りかける紫夏。
「月はお嫌いですか？」
とまどう政。
「私も昔は嫌いでした、月が。苦しみのどん底で見上げる月は、いつも以上に美しく輝いて見えます。まるで自分をあざけり笑っているかのように。“ふざけるな”あの頃の私は、そんなふうに月を眺めていました。

しかし、そうではないと教えてくれた人がいます。行商人だった私の養父です。私たち（紫夏の仲間・亜門と江彰）は餓死寸前のところを父に助けてもらったんです。そんな父が残してくれた言葉があります。
“月がいつも以上に輝いているのは、くじけぬように励ましてくれているのだ”と」
政の澄んだ眼差し。

第8話『政と紫夏』
敵国・趙からの政たちの脱出劇が始まります。関門は5つあります。紫夏たちがその5つの開門をいかに通過できたのか？　が描かれます。

第1の関門・会安は紫夏の顔パス、第2の関門・青郭の時、米俵の中に政を隠した紫夏。関門を守る新米の兵がなんの意図もなく、新しい弓を試し撃ちします。矢は政の隠れている米俵に命中し、みんなハッとします。矢は政の腕に刺さっていたのですが、政は声を上げません。門を通過する頃になると、米俵に血が滲んでいます。この時、紫夏は幼い政が精神的にまともでないことに気づきます。

その後、5つ目の門・呂干を通過したところで、政の逃亡が発覚します。追ってくるのは、趙の騎馬隊です！

第9話『つなぐ願い』
亡霊に付きまとわれた政は紫夏たちから逃げ出しますが、彼の精神をその苦悩から解放する紫夏。しかし、趙の騎馬隊が迫ってきました。道剣、単元、田慈は殺され、紫夏の仲間であった亜門、江彰も討ち死します。最後に残った紫夏は、政に荷車の操作を任せ、自らは背後に立ち矢面に立ちます。

しかし、紫夏一人と多勢の趙の騎馬隊とでは、結果は目に見えています。
「なぜだ？　なぜそこまで……」という政の質問に、紫夏は『つなぐ願い』を語ります。

紫夏、亜門、江彰が困窮している時、助けてくれた養父。紫夏が10歳の時、また別の人間を救おうとして命を落とします。
「受けた恩に対し、私はまだ何一つ返せていない」
と紫夏は訴えます。

最後に養父は答えます。
「恩恵は全て、次のものへ。私の命も幾人かの命によって救われてきた。その恩をあまさず、お前たちに注いだつもりだ。紫夏、お前がこの先他人のために何かできたら、それは私にとっても大きな意味を持つ。どんな些細なことでも、受けた恩を次の者へ。フフフッ、そういうものだ、紫夏。そうやって、人は繋がってゆく。私はそう教えられたきた」

「だから……だから俺を……」と政。
「それもあります。でも、それだけじゃない。あの日見たあの月をもう一度あなたと……」
「この子は殺させない！」趙の騎馬隊に叫ぶ紫夏。

その時、やっと秦の部隊がやってきました。
「紫夏、秦国の兵だ。助けがきたぞ」
その時、趙の騎馬隊から一斉に矢が放たれます。紫夏はまるで義経を守った弁慶のように、両手を広げ、政を守ったのです。

「ハァ、政様……おケガはありませんか？」
「ああ、大丈夫だ。お前のおかげで、俺は秦へ帰れる。お前のおかげで、俺は王になる」
「フ……フフフッ……道剣殿たちのことも忘れてはかわいそう……」
「ああ、そうだな。道剣、単元、田慈、亜門、江彰、みんなのおかげだ」
「政様……あなたは生まれの不運により、およそ王族が歩まぬ道を歩まされた。ですが、あなたほど辛い経験をして王になる方は他にいません。だから、きっと……あなたは誰よりも偉大な王になれます」
……
「政様、お顔を。もう目が、瞳がなんとも……美しい」
「紫夏ーっ！」