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原作『medium 霊媒探偵城塚翡翠』は『デスノート』のLと意外な連続殺人犯!

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』未読の方は読禁!

「第一話 泣き女の殺人」インタールードⅠ、「第二話 水鏡荘の殺人」インタールードⅡ、「第三話 女子高生連続高札事件」インタールードⅢまでは、推理作家の香月史郎(瀬戸康史)は霊媒探偵城塚翡翠(清原果耶)のヒントをもとに、犯人を論理で特定していきます。しかし、「最終話vsエリミネーター」では、大どんでん返しが待っています。

その大どんでん返しは、全く思いもかけないことでした。ですから、『medium 霊媒探偵城塚翡翠』を読んでいない方は、読まないでください。面白さは、まさに「最終話vsエリミネーター」にあります。

霊媒探偵城塚翡翠は、まるで『デスノート』ののように、事件の真相を瞬時につかみます(霊媒の能力で犯人が視えているのでしょう)。また、城塚翡翠は"あざとい性格"をしています。女子高生のように無邪気になったり、ブラウスのボタンを外しておっぱいを覗かせたりします。自分を「美人霊媒師翡翠ちゃん」と言い、テヘペロもします。

『medium』霊媒探偵城塚翡翠曰く、
「わたしは霊媒ですよ。ただの詐欺師であり、その本質は、ただの奇術師でもある……。現代の日本では、メンタリストという言葉も認知されていますね。コインマンがコインを弄ぶように、カーディシャンがカードを弄ふように、わたしは人間の心理を弄ぶ……」
また、「霊媒というのは、奇術から生まれました。そして奇術は、霊媒から生まれた」とも。

『invert』霊媒探偵城塚翡翠曰く、
「わたしのことを形容する言葉として、皆さん、こうおっしゃいます。霊媒師、詐欺師、奇術師、コン・アーティスト。あるいは、メンタリスト? 名探偵? けれど、この場においての本質を表現するのは、ある殺人者が評したこの言葉でしょう。エリミネーター。あなた(犯人・雲野)のような社会のルールから逸脱した憎むべき敵を、排除する者です」

なんと『invert』「信用ならない目撃者」では、城塚翡翠は目撃者になりすまし、アシスタントも言うべき千和崎 真(小芝風花)がずっと城塚翡翠を演じていました。『medium』の最終話以上の驚きの展開です。(「信用ならない目撃者」って、城塚翡翠のことを主に言っているのでしょう)

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意外な連続死体遺棄事件の犯人・鶴丘文樹とは何者?

霊媒探偵城塚翡翠は、デスノート』のL(または古畑任三郎)のように、連続死体遺棄事件の犯人・鶴丘文樹に自分から近づいて、友達にもなります。その殺人鬼が、なんと推理小説家の香月史郎でした。「最終話vsエリミネーター」で、そのことが判明します。

20歳前後の城塚翡翠は霊媒の能力以外は、普通の若い女性というより女子高生になりきっていたのです。『デスノート』のLが、夜神月(やがみ ライト)の友達になったような感じです。

「最終話vsエリミネーター」の最初では、香月史郎(鶴丘文樹)にだまされて、城塚翡翠は実験台にされそうになります。

実験台というのは、香月史郎(鶴丘文樹)は幼かった頃、20歳ほどの義姉が強盗にナイフで腹を刺された時、そのナイフを良かれと思い抜いてしまい、義姉は出血死しました。その時、義姉は『痛かったのか、痛くなかったのか』知りたいというトラウマを、香月はずっと持っていたのです。また、自分のせいで死んだのではないと願っていたのでしょう。それを確かめるために、女性をナイフで刺してから抜いて、死ぬまで観察するという殺人実験を繰り返していたのです。

城塚翡翠は、そんな香月史郎(鶴丘文樹)にはっきり言います。
「先生のお姉さんは、先生がナイフを抜いたから亡くなったのです。痛かったに決まっているじゃないですか。先生はその事実を受け入れられず、若い女性を拉致して不条理な怒りをぶつけているだけのサイコ野郎です」

さらに
「幼かったあなたは、裸にされて刺されたお姉さんを見て、倒錯した性的欲求を憶えたんですよ。そのときの興奮を、忘れられないだけなんです」

清原果耶、城塚翡翠の「あざとさ」をどう演じる⁉︎

11月13日(日)城塚翡翠vs連続殺人犯「透明な悪魔」の前編が放映されました。はたしてドラマの犯人は、鐘場正和(及川光博)か? 蝦名海斗(須賀健太)か? あるいは原作どおり香月史郎(瀬戸康史)か? 11月20日(日)にわかるようです。

今までは少しおとなしい神秘的な美しさばかりだった城塚翡翠ですが、原作では連続殺人犯に対して"あざとい性格"が前面に押し出されます。原作どおりだとすると、清原果耶の演技力も解放されます。どんなあざとい城塚翡翠を見せてくれるか、注目です。

ところで、『最終話』となっていましたので、打ち切りか? といったことも話題になりました。もし、香月史郎(瀬戸康史)が原作どおり犯人であったら、W主演に近い瀬戸康史は今後でなくなります。それは、疑問が残りますね。

原作『medium 霊媒探偵城塚翡翠』すべてが、伏線と言われても!

伏線は、読者にとっては反則です。なぜなら、

最終話vsエリミネーター」で、推理小説家の香月史郎は事件に関わり推理していたはずなのに、「そんなこともわからないのですか」と城塚翡翠に手玉に取られます。香月史郎ですら気づかなかったことが、読者にわかるはずがありません。「すべてが、伏線。」と帯に書かれていても、伏線は説明されて、はじめて伏線とわかるのです。

「第一話 泣き女の殺人」「第二話 水鏡荘の殺人」「第三話 女子高生連続高札事件」での、あのとき、このときの描写など覚えている読者は、ほとんどいないでしょう。最終話を読んだ後に、第一話から第三話まで読み返してもわからないと思います。だから読み返す気にもなりません。

だから、伏線は読者にとっては反則です。なんでもありと変わりません。

原作『medium 霊媒探偵城塚翡翠』像

原作の翡翠の登場シーンは以下のように描写されています。

女性が、静かな目で香月たちを見ている。
女は、思わず息を呑むほどに、美しかった。

人形のように完壁に整った精巧な顔付きをしていて、この薄暗さの中でもわかるほどの肌の蒼白さが、その非生物的な印象を強調していた。長い黒髪は毛先に向かうにつれて、緩やかなウェーブを描き出している。揺れる炎の灯りを反射する髪の一本一本が艶やかにキューティクルのつやを帯びていて、その点だけが彼女が生物であることの証左に見えた。

「倉持結花さんですね。わたしのことは、翡翠(ひすい)とお呼びください」

霊媒の声には、抑揚がなかった。口調と物腰は丁寧だったが、表情は人形のように変化がなく、薄闇の中の眼差しは冷徹さを維持し続けていた。

身に纏うものも、細いリボンの目立つブラウスに、暗いハイウエストのスカートと、人形が着ていそうな衣装だ。まだ若い。20歳くらいだろうか、少女のように見えなくもないが、纏う神秘的な雰囲気と、深淵な命題に臨む哲学者を思わせる表情が、それを否定するようでもある。

日本人的な顔立ちをしているが、もしかしたら北欧系の血が混ざっているのかもしれない。切り揃えられた前髪の下から香月たちを見る双眸は、美しい碧玉色をしていた。

翡翠の予感=連続殺人鬼と相対することで訪れる死

「先生——、わたしはたぶん、普通の死を迎えることができないのだと思います」

それはどういう意味なのか、と香月は訊いた。

「予感がするのです。この呪われた血のせいかもしれません。妨げようのない死が、すぐそこまでこの身に近づいているのを感じるのです」
香月はそんなのは気のせいにすぎない、と彼は言う。だが、翡翠はかぶりを振った。

「わたしの予感は、絶対です」
おそらく、翡翠が予感していた死というのは、このことに違いなかった。連続殺人鬼と相対することで訪れる死。

※この予感は、城塚翡翠の香月史郎をおとしいれる誘導だったのです。

相沢沙呼(あいざわ・さこ)

1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。繊細な筆致で、登場人物たちの心情を描き、ミステリ、青春小説、ライトノベルなど、ジャンルをまたいだ活躍を見せている。

『小説の神様』(講談社タイガ)は、読書家たちの心を震わせる青春小説として絶大な支持を受け、実写映画化された。

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』は、第20回本格ミステリ大賞受賞、「このミステリーがすごい!」2020年版国内編 第1位、「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング 第1位、「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー、2019年「SRの会ミステリーベスト10」第1位、の5冠を獲得した。

(『invert 城塚翡翠倒叙集』カバーより)

「推理小説について」納得!

「推理小説においても、読者にとって論理は蔑ろにされるもののような気がします。たいていの人たちは、ぼんやりと犯人がわかればいいと思っているんです。なんとなく犯人の予測がつけられれば、先が読めただの言って満足してしまう。誰もが納得できる論理なんてまるきり無視です。そんなんだから、作者がわざと犯人がわかるように書いてある小説ですら、自分の力で犯人を見破ってやったんだと思い込んで悦に入ってしまうんですよ。だから、犯人が最初からわかっていたりすると、とたんに興味を失って、考えることをやめてしまう」

「推理小説は、推理を楽しむよりも、驚くことが目的となって読まれているんじゃないでしょうか。意外な犯人に意外な結末。推理小説といいながら、驚きの犯人や意外な結末さえ示せれば、探偵の論理なんてどうでもいいのです。そんなのに夢中なのは作者と一部のマニアだけ。犯人を当てたい人たちも、論理を組み立てたいわけじゃなくて、勘で察して当たった快感を得たいだけなのです。なんとなくわかったで済むのなら、探偵も警察も検事も要らないのに」

「ミステリとは、すなわち謎、そして推理小説とは、つまり推理をする小説……。だというのに、普通の人たちが求めているのは、びっくり小説、驚き小説、予測不可能小説なんですよ」

(『invert 城塚翡翠倒叙集』より)

納得! です。だから「すべてが、伏線」といわれても、たぶん私を含めてほとんどの人が「伏線」には気づきません。

日曜ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』10/16(日)スタート

城塚翡翠(清原果耶
千和崎真(小芝風花)翡翠のアシスタント
香月史郎(瀬戸康史)推理作家
鐘場正和(及川光博)捜査一課・警部
天野天子(田中道子)捜査一課・刑事

公式HP: https://www.ntv.co.jp/hisui/
公式Twitter:@hisui_ntv
公式Instagram:@ hisui_ntv
公式TikTok:@ hisui_ntv

清原果耶×小芝風花×瀬戸康史

清原果耶×小芝風花×瀬戸康史(『週間ザテレビジョン』10/8-10/14号より)

霊媒師の能力を頼りに事件解決に挑む

犯人が視える能力を持つ霊媒師と推理作家がタッグを組んで難事件の真相を解き明かしていく「霊媒探偵・城塚翡翠」(日本テレビ系)。
魂のにおいを感じ、死者を呼び戻すことができる能力の持ち主・城塚翡翠を清原果耶、翡翠のアシスタントでお姉さん的な存在の千和崎真を小芝風花、ずば抜けた論理力を持ち洞察力の鋭さから警察の捜査に協力する推理作家・香月史郎を瀬戸康史が演じる。

漬原
「この3人で一緒の作品ができることがすごくうれしいです。瀬戸さんとは以前、共演させていただいたのですが、その頃から変わらないダンディーさがあって……」
瀬戸
「ダンディー? 初めて言われたけど、本当に僕のこと?」
漬原
「う〜ん(笑)。とても優しいというか。たくさん話し掛けてくださるので緊張せずにいられます。そして小芝さんとは一緒にお芝居をするのは初めてで。翡翠と真は距離が近いので、仲良くなりたいです!」
小芝
「私もです。私は勝手に清原さんに対してクールな印象を持っていたのですが、実際にお会いするとかわいらしい部分が多く、いろんな面を持っているすてきな方だなと思いました。翡翠という難しい役をどう演じられるのか今から楽しみです。そして瀬戸さんとは7年ほど前に舞台でご一緒して。あの頃から何も変わっていないと思われないようにしたいです」
瀬戸
「2人の10代の頃を知っている僕としては、また共演できたことが本当にうれしい。ちなみにその頃から2人のお芝居がとっても好きなんですよ。いつもはケラケラ笑ったりかわいらしい部分が多い2人が、お芝居になると途端に切り替わって役に入り込む。そんな瞬発力が本当にすごいと思います。今回も身近でそんな2人の姿を堪能したいです」
小芝
「瀬戸さんこそ役に対してストイックな印象があるので、どんな香月になるのかすごく楽しみです」

偶然出会った翡翠と香月。翡翠が感じる死者からのヒントを頼りに、2人は事件の真相にたどり着く。

漬原
「翡翠はちょっと強気な感じがしますが、その仮面を取ったらかわいらしく、おっちょこちょいでおてんばな面を持ち合わせている女の子。そのギャップがすごく魅力的です」
小芝
「真はそんな翡翠の心が休める空間をつくる人。お姉さん的な存在でもあるので、優しい雰囲気を出しながらサポートしていきたいです」
瀬戸
「香月は作家ということもありミステリアスな一面を持っています。優しくきちょうめんなところもあったりしますが、見ていてこの人どういう人なんだろう?と気になる存在になっていけばいいなと思います」
小芝
「私、翡翠とのマンションでのシーンはありますが、事件現場や事件をひもといていく現場のシーンはほとんどなく……。だから2人がどのようにして事件を解決するのか、今からドラマを見るのが楽しみです」
漬原
「私は小芝さんとのシーンが楽しみです。木当に翡翠にとっての癒やしのシーンなので。一緒にコーヒーとか飲んで楽しみたいです」
瀬戸
「僕も早く完成したドラマを見てみたい。そしてこの作品は伏線がものすごくあるので、それを頭に入れながら見ると一度見ていてもまた違って見えるはず。何度も楽しめる、本当に奥が深いドラマだと思います」

原作は、"すべてが、伏線。"というキャッチコピーがつき、数々のミステリー賞を受賞した人気作。

清原
「出てくるキャラクターの個性が強く、人間の多面性が描かれていてすごく面白かったです。気付けばどんどん読み進めていて……」
小芝
「その上読んでいるといい意味で裏切られるよね。結末が読めないというか、ずっとワクワクが続く作品だと思いました」
瀬戸
「木当にあっという間に読めてしまう本で。この疾走感をドラマでどう表現できるのかすごく楽しみ。自分が初めて読んだときの気持ちを視聴者の方に伝えていきたいです」
清原
「原作の良さとドラマの良さを融合させた作品にしていきたいと思っています」

死者を自分の体に呼び戻す能力を持つ翡翠。もし3人が特殊能カを持っていたらどうするのか聞くと……。

清原
「実際に翡翠の能力を持っていたらしんどそうですよね」
小芝
「私がもし持っていたら使わないかも。幽霊が見えるのも怖いし、知らなくていいことを知りそうだし」
瀬戸
「亡くなったペットと話をしてみたいけど。僕、獣医になりたかったので、動物と話せる能力は欲しい」
小芝
「私は虫が苦手なので、半径1m以内に虫が来ない能力がいいな」
漬原
「それいいですね! 私は風邪をひかないとかそんな能力かな」
小芝
「やっぱり翡翠みたいな能力は重過ぎるよね。でもその能力がないとドラマにはならないですが(笑)」
漬原
「翡翠が能力をどのように使って事件を解決していくのか、ぜひ楽しみにしてください!」

終わりに。『medium 霊媒探偵城塚翡翠』を読んで

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』を読んでいない方は、読まないでください。面白さは、まさに「最終話vsエリミネーター」にあります。そして、霊媒探偵城塚翡翠はまるで『デスノート』のLのようです。

城塚翡翠は殺害現場に行って、一瞬で犯人を特定したり、犯人像がわかったりすると言っていまが、城塚翡翠は被害者の魂となって、犯人を視ているから犯人を特定でき、そこから現場を分析できるのではないでしょうか。

『霊媒探偵城塚翡翠』は期待しているドラマの一つです。清原果耶さんがどんな神秘的な翡翠を演じられるか楽しみです。

上の2つ目の動画で、清原果耶さんは降霊シーンではコンテンポラリーダンスを参考にしたみたいです。動きだけと断っていますが、「腑に落ちた」と語っています。なんとなく想像できます。

また、『霊媒探偵・城塚翡翠』は翠(みどり)色の瞳を持っているので、清原果耶さんは緑色のコンタクトレンズを入れているとも語っていました。

俳優って、いろいろな役作りをしているのですね。

『霊媒探偵城塚翡翠』は10月16日(日)10:30pmからスタートです。お見逃しなく。

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