原作『エンジェルフライト』は、初章が衝撃の「遺体ビジネス」から始まり、終章の切ない「忘れ去られるべき人」で終わります。その間に起こる様々な出来事が、国際霊柩送還士の仕事=ビジネスなのです。
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原作『ロスト・ケア』の検事・大友秀樹は男性。しかし、映画『ロスト・ケア』の検事は女性で大友秀美(長澤まさみ)になりました。原作を読んでみると、大友の人物像から女性に変わった理由が想像できます。
原田美枝子・菅田将暉・長澤まさみが織りなす映画『百花』。3人の役者が繊細な心のひだを、原作をどう演じているのか、とても興味が湧いてきます。
ガリレオこと湯川学に、生涯最大の苦悩が襲います。彼は教え子小芝伸吾を守るために、自分が殺人者になる決意を固めていました。そのためには草薙俊平と内海薫にも話さないで、単独行動をとります。
戸田恵梨香&永野芽郁のコンビで湊かなえ原作『母性』が11月23日(水)に公開。原作『母性』を読んでみました。ネタバレになりますので、映画をなんの先入観も持たずに観たい方はスルーしてください。
『イノセント・デイズ』の主人公・雪乃は、放火殺人で死刑判決を受けた女性。物語は彼女の過去と、死刑囚になるまでの経緯を描いています。彼女はなぜ死刑囚になったのか!
『容疑者Xの献身』のような嫌〜な気分から始まった『沈黙のパレード』。心ある「なみきや」の主人・祐太郎ら仇討ち組による蓮沼の殺人事件かと思われました。また、佐織を殺した犯人は二転三転して……⁉︎
「だってすげえ子供ぽかったじゃん。あういう童貞マインドって、男社会ではそれなりに受け入れられるし信頼されるけど、女の人なんてべつの生き物じゃん。童貞には分かんないよ。塔子ちゃんみたいに一見清純派なの。隠れこじらせ系のことなんて」
神の神聖な領域に絡んだ科学事件が発生したら、緊急召集されるチームSCIS(Scientific Crime Investigation Squad)。指揮者は警察庁の小比類巻祐一・警視正(ディーン・フジオカ)。彼に要請されたのが、天才科学者・最上有紀子(岸井ゆきの)です。
塔子「あの人は、こっちの弱いところも本音も、平気で突いてくるから。それに、けっして執着したり追ったりしないって言ってました。あのやり方は最強だと思う」無神経を装いながら、心の隙間にいきなり入り込んでくる。この人は、私(塔子)が正しかろうと間違っていようと関心がないのだ。
鞍田(妻夫木聡)は癌だった。そして癌の再発。これがベースにあることを考えると、鞍田の行動がわかります。最初に読んだ時はスルーしていたことも、二度目に読むと伏線が多くちりばめられています。塔子を完全に手に入れたいのに、躊躇する鞍田の理由。
物語の展開ではなく、塔子はどんな性格なのか考えながら読んでみると、塔子の性格にはある種の女の弱さが奥にあります。男の人と言い合うのは昔から苦手だった。女の主張よりは圧倒的に正論だからだ。
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