ペリフェラル 〜接続された未来〜©️Amazon(以下同じ)

『ペリフェラル 〜接続された未来〜』の奇妙な世界が始まる!

ダークな都市に立つ聖書やギリシャ彫刻の塔—ダヴィデ、ビーナス、ニィケ、アポロンとダプネーなど—が林立するロンドン。この世界はいったいどいういう世界なのか? 何かが起こりそうな、いやすでに何かが起こったかのようなそんなオープニングが『ペリフェラル〜接続された未来〜』です。

ロンドン2099年、並列した船から大砲の発射による海戦(現実ではなく虚構?)。もうもたる煙の向こう、ベンチに座る黒人ウィルフ。黒人の前に裸足で歩いて来たのは、少女アリータ。

ウィルフ「今度は何をした? アリータ」
アリータ「元凶はあんたでしょ」
………………
ウィルフ「何をする気だ?」
アリータ「世界を救う」
ウィルフ「手遅れだと言ったのに」
アリータ「この世界じゃない」

後でわかることですが、アリータはウィルフの義理の姉ですから、この少女はいったいなんなのでしょうか。ここにAMAZON ORIGINAL『ペリフェラル 〜接続された未来〜』の大きなカギがあります。

第1話で兄バートン・フィッシャー(ジャック・レイナー)の代わりに、主人公フリン(クロエ・モレッツ)がVRゲームの中で賞金を稼ぎましたが、VR世界のドラマかと思いましたが、見事に裏切られました。そんな単純なVRの世界ではなかったのです。

第1話を見ただけで、Amazonレビュー★4.5も納得!『マトリックス 』『ターミネーター』とも違った、新たな近未来物語。この記事をここまで読まれたら、すぐに見てください。必見です。後悔はさせません。

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ペリフェラル 〜接続された未来〜

『ペリフェラル〜接続された未来〜』全8話〈あらすじ・ネタバレ〉

【ペリフェラル】第1話〈シミュレーション〉

2032年、ブルーリッジ山脈の麓の田舎町。ここが、主人公フリン・フィッシャー(クロエ・モレッツ)が生活する年代と地域です。彼女はVRゲームが得意で、兄バートン(ジャック・レイナー)に代わって賞金稼ぎをすることもありました。

そんなバートンの元に、ミラグロス社からVRゲームのベータ版体験(シミュレーション)の高額オファーが入りました。彼はそれを、ゲームが得意なフリンに任せます。

専用ヘッドセットをすると、兄バートンにそっくりなロボット(=ペリフェラル)の中に意識がありました。周りはまるで現実世界、VRではないかのようです。

しかし、2回目のアクセスによって、それはアリータ・ウェスト(シャーロット・ライリー)に仕組まれたミッション=ある研究施設への潜入だったのです。しかも、そこの扉のカギは網膜認証でした。VRの中でフリンは女性マリエルを拉致し、その女性の左眼を麻酔なしに移植されます。その恐怖……

網膜認証により、フリンとアリータは研究施設へ侵入。最奥部に入ると、フリンは天井から設置されていた逆三角状の物体の先端をアリータにより左眼ではなく右眼で覗くよう強制されます。

そこに警備員がやってくると戦いになり、フリンが入っている兄の体は壊され、アリータは逃亡しました。

そして右眼が見たもの? あるいは右眼を通して頭に入ったデータにより、フリンは恐ろしい事件に巻き込まれたのです。

その頃、ある警察官は怪しい2台の乗用車を追跡したため、殺されます。その車はなんとステルス機能を装備していました。

フリンのスマートウォッチに連絡が入ります。
「フィッシャーさん、危険です。直ちに仮想空間に戻ってください」。悪戯だと思い、切ってしまうフリン。

2度目の連絡は彼女のバイト先3Dプリンター店の機器に、前と同じメッセージが次々に表示されます。
「あなたとあなたの家族が狙われています。賞金900万ドルの殺人依頼がダークウェブに出ています」
依頼を引き受けたのが、メンフィスのグループ。そして、緊急に仮想空間に戻るよう伝えてきます。

そして、ついに襲ってきた元精鋭部隊の軍人たち。はじめ信じなかったフリンの兄バートンでしたが、ドローンを飛ばし近づいてくる敵を察知します。

迎え撃つバートンと仲間たち。実は、彼らはハプティクスのインプラントにより、相互理解できる元海兵隊員たちだったのです。

『ペリフェラル』第2話〈思いやりボーナス〉

フリンたちの抹殺を指令したのは、リサーチ研究所幹部の冷酷なシェリス・ヌーランド(タニア・ミラー)。その依頼を受けた元精鋭部隊の軍人たちが、夜間に屋敷を包囲しつつ迫ってきたのです。

元精鋭部隊の軍人vs元海兵隊員

兄バートンと仲間たちは敵のドローンをハイジャックして、自分たちが焚き火を囲って飲んでいるかのように偽装しました。そして、迫りくる敵を抹殺していきます。残り3人になった時、ドローンの映像から敵の姿が消えます。ドローンを逆ハイジャックされたのです。

そこに現れたのが、専用の移動車に乗った左腕と両足を失ったコナー・ペンスキー(イーライ・ゴリー)。彼の助けもあり、敵を全滅させることができました。

また、フリンがいる屋内にも一人やってきましたが、彼女はなんとか倒します。

2100年では、アリータの行方をクレプトの有力者レヴ・ズボフ(JJ・フィールド)はウィルフ・ネザートン(ゲイリー・カー)に任せます。

レヴはフリンの意識を入れられる彼女の姿形をしたAIロボットペリフェラルを造らせ、彼女を呼び寄せます。そして、ウィルフはこれがVR世界ではなく、量子トンネル効果でつながった2100年のロンドンであることを教えました。

フリンはなぜ自分たちが暗殺の対象になったのか、理由を問います。一方、ウィルフはアリータ捜索の助けを求めます。アリータに最後に会ったのがフリンだったからです。

その時、フリンの母が難病グリオーマになっていること、4週間後に彼女が死んだ死亡記事を見せます。今なら間に合うと、その治療薬を手配したことも伝えました。さらに、わからないように遅れると巨額の金もオファーしました。

2032年にフリンは戻ると、母にその治療薬を打ちました。

バートンの仲間が死体を密かに埋めていると、そこに近くでステルス車を発見した保安官助手トミー・コンスタンティン(アデリント・ホラン)が事情を聞きにやってきました。彼は元海兵隊員のバートンとは知り合いですが、車の中に過去に軍で使われたらしい銃弾に不審を持っていたのです。なんとかごまかすバートン。

その頃、町の有力者で麻薬製造業者コーベル・ピケット(ルイス・ハーサム)は、VRの世界でフリンとバートン兄妹の暗殺依頼を1000万ドルでオファーされます。すでに250万ドルが手付金として払い込まれていました。

そんなある夜、家に異常を感じたフリンがダイニングに行くと、そこに腹を空かせた母がいました。なんと病気により目が見えなかったのが、見えるようになっていたのです。

『ペリフェラル』第3話〈ハプティック・ドリフト〉

町の有力者で麻薬製造業者コーベルの過去が明かされます。
2015年、彼はアラバマ州クラントン郡でピケット・モーターズを経営していた時、街の暴走族を車に閉じ込めて皆殺しにした過去を持っていました。そんなコーベルですが、フリンとバートン兄妹の暗殺依頼をどうしようか決めかねていました。

フリンは唯一の女友達ビリー・アン・ベイカー(アデリント・ホラン)に今までのことを、全て話しました。ビリー・アンはコーベルの甥ジャスパー・ベイカー(リス・コイ)の妻でしたから、兄バートンはフリンを責めます。

また、フリンのバイト先の店を買いとって、自分たちの基地にしました。フリンには、2100年のロンドン情報を集めるよう、すすめます。

2100年に行ったフリンは、ウィルフ、レヴと彼の部下で愛人のアッシュ (ケイティ・リューング)の前で、アリータと一緒にリサーチ研究所に潜入したときの状況を話します。女性マリエルを拉致し眼球を奪い、網膜認証により地下に潜入し、見つかり、アリータは逃げ、自分(兄のペリフェラル)は殺されたと。

マリエルは研究所の警備責任者の助手で、アリータは研究所の職員だと説明するウィルフ。また、アッシュがコーベルとの関係を聞きます。「無関係」とフリン。そして、コーベルにこちらの世界から誰かが接触したことを聞かされます。すぐに、フリンは2032年へと戻りました。

兄バートンに事情を話すフリン。バートンは、コーベルと交渉しに出かけます。コーベルのテーブルについたバートン。コーベルは大物らしく振る舞いますが、バートンはいつでも殺せると、コーベルのコップを仲間に射撃させ、週20万ドルで手を打つことを提案し、二人は握手します。それを遠くから見ていたトミー保安官助手……

2100年に行ったフリンは、ウィルフと最初に潜入した時の車のルートをたどって調べます。また車から降りて、二手に分かれて探索することに。そのときお互いをリンクして、相手の五感を共有できるようにしました。フリンは最初にアリータに言われた「10年後、私は存在しないって」とウィルフに聞きます。アリータに聞きてみてくれと答えるウィルフ。

そのとき問題が起こります。フリンのペリフェラルが、警察コイドに目をつけられたのです。どうやらペリフェラルは登録制のようです。なんとかフリンを恋人役にして、キスをしてごまかすウィルフ。フリンは、ウィルフに微妙な感情を持ちました。

リサーチ研究所では、シェリスが警備責任者ダニエル・クック(デヴィッド・ホフリン)にクレプト関係者の始末を命じます。また、職員グレース・ホガート(アンバー・レヴァ)がアリータのルームメイトであったことから、アリータの居場所を尋ねます。何も得られないと、冷酷にも彼女をミツバチで殺します。飲み物にスズメバチのフェロモンを入れたのです。攻撃的になったミツバチが、グレースを襲ったのです。

2032年では、コーベルは甥のジャスパーにバートンの金の出所を突き止めろと命じます。そのころ、フリンは兄に五感の共有のことを話し、兄は「それは愛のようなものだ」と話し、ハプティック・ドリフトだと説明します。

2100年に行くフリン。ウィルフはアリータが残した謎「最後に雪が降った場所」を彼女に話します。フリンは気づきます。母が飾っていた絵「バトル・ハロルド2世が倒れた地」から、「雪が降った(snow fell )はスノーが倒れた」と。ウィルフは「ジョン・スノーだ」とひらめきます。

ジョン・スノー=アリータが尊敬する医師“疫学の父”、彼が死んだのは1858年6月16日、ロンドン、サックヴィル通り18番池。すぐに、二人はそこに向かいます。そこには、フリンの父が死んだときの大時計と同じものがありました。その針を父が死んだ2時15分に合わせると。秘密の扉が現れます。

中に入ると、なんとマリエルの左眼を移植した部屋でした。医師二人のペリフェラルが倒れていて、また2032年のフリンの家と敷地、軍人に襲われた時の円形に並んだ兄たちの模型まである白いジオラマでした? そしてアリータのインプラントも。アリータは追跡されないようにインプラント取り出していたのです。

フリンとウィルフが出ようとするとドアが爆発し、吹き飛ばされる二人。リサーチ研究所の警備責任者ダニエルとコイド(二足歩行のロボット)1体が襲ってきました。戦いの中、コイドが奮った剣を不倫が避けると、剣はダニエルの首を切り裂きました。

コイドの目を通して、シェリスが見ているのです。フリンとウィルフはなんとか窮地を脱し、彼らを倒すことができました。

『ペリフェラル』第4話〈ジャックポット〉

フリンは2032年に戻ると、発作を起こして倒れます。以前から右手などに不調をきたしていたフリン。フリンは保安官代理トミーの婚約者で医師ディー・ディー(ハンナ・アータートン)に診てもらいます。兄バートンは、未来に行かせたことを謝罪し、もう行くなと。しかし、フリンは未来を見られたことに感動して、謝罪することはないと話します。

2100年では、シェリスは死んだ警備責任者ダニエルのペリフェラルを造り、彼の声と自意識を入れます。そして、ウィルフとその背後にいるクレプトの有力者レヴのことをダニエルから聞かされます。

シェリスはレヴに会いに行くと、盗まれたものを返すよう伝えます。しらをきるレヴ。シェリスはジャックポット後の世界にクレプト、警察、リサーチ研究所があり、三者が協調しないと世界が終わると説きます。1つが突出してはいけないと釘を刺したのです。

2100年に兄バートンの仲間コナーが、アッシュに髪をすいてもらっていたフリンのペリフェラルに接続しました。しかし、ほんの少しの時間だけで接続を遮断されます。コナーは両足と左手がないため、ペリフェラルに憧れを持ちました。

フリンはVRで子供の頃の自分たちを見ていました。そこに、ウィルフが現れます。コナーがフリンのペリフェラルに接続し、彼女が倒れたことを話したと。別れ際、「アリータは僕の姉だ」とも。

フリンは2100年に行く決心をしました。アッシュが出迎えると、兄とコナーのペリフェラルが欲しいと伝えます。その後、フリンは屋敷を出て外の探索に出かけます。アッシュは接続を遮断させようとします。ペリフェラルが警視庁に見つかると違反になり、自分たちは終わりになるからです。しかし、3Dプリンター店の一人がそれをハックして阻止します。

アッシュはついに秘密にしていた世界のこと、ジャックポットのことをフリンに話します。ウィルフも加わり、ある場所に来るとすべて説明しました。そこは、博物館のようなジャックポットが展示された処でした。

僕らの過去、君の未来=ジャックポット

2039年、北米の電力網がハックされ、大規模停電が数ヶ月間続き、同じ現象が地球上で広がりました。
2041年、パンデミック、フィロウイルズ(血の疫病)が腹部が破裂します。抗生物質の無効化、壊滅的な環境破壊。そして農業の破綻。人口は激減、役40年間で70億人以上が死亡。そして終わりがきた。テロリストが爆破した核ミサイル格納庫。ノースカロライナのスプリング・クリークで核爆発が起きました。

「ウソでしょ、私の住んでいるところよ」とフリン。「もうイヤ、もう止めて!」。アリータに言われた「10年後、私は存在しない」という謎がわかったのです。

『ペリフェラル』第5話〈殺し屋ボブの過去〉

2099年、失踪する前にアリータはかつての恋人グレースに再会し、リサーチ研究所の最奥部に招待されました。そこで、スタブの世界で兵士にハプティクスのインプラントした実験結果を見せられます。

アリータにとっては、その実験は人の道にもとる残酷なものでした。このことが2100年、アリータが兄バートンを雇ってまでして、そのデータを盗むことを決意したのかもしれません。

そころで、2032年引退した殺し屋のボブは、未来のダニエルからフリンとバートンの兄妹殺しの依頼を受けます。拒否すれば娘がどうなるかわからないと脅迫されては、ボブは受けるしかありません。また未来の武器(衝撃波銃)も送られてきていました。

ボブは娘に別れの電話をし、娘の居場所をダニエルに教えた昔の知り合いを殺しに行きます。その知り合いも、ボブの娘の居場所を教えないと家族を殺されると脅迫されていました。しかし、ボブは彼らを殺します。

次の日、ボブは検査の帰りのフリンとバートンを、自動車故障を装って、橋の上で待ち伏せしていました。そこに、偶然フリンの女友達ビリー・アンが通りかかり、修理できるとボブに話しかけます。助けを断り、なんとか彼女を行かせようとするボブ。

そこに、フリンたちの車が来て、停車しました。ボブは衝撃波銃を手にとり、フリンたちの車に近づきます。フリンはボブが手にしている衝撃波銃を知っていましたので、兄ともども身を伏せます。

その後、ボブとバートンの激しい撃ち合いになりましたが、ビリー・アンの助けもあり、ボブを捉えることができました。ボブを保安官代理のトミーに引き渡します。

ところが、ボブを連行する途中、トミーの車はステルス車にぶつけられ横転。ボブは連れ去られました。

2100年、フリンはペリフェラルに入り、ウィルフに会います。襲撃されたことを話し、情報がなかったことをとがめ、こうなったら直接シェリスに会うと言います。ウィルフは止めますが、フリンの意志は変わりません。

フリンはリサーチ研究所に行くと、シェリスに襲撃を止めるよう求めます。一方、シェリスは盗んだデータを返すよう要求します。フリンにはデータのことはわからず、とうとう二人は争いになりました。最後に、フリンはシェリスの首を折ります。今度はペリフェラルでなく、本当に命をもらいに行くと警告します。

『ペリフェラル』第6話〈クソ食らえ〉

2028年、兄バートンたちのミッションは、テキサスとの戦い(アメリカ内戦?)でした。その時、彼らは犬を使った誘導作戦を知らされ、それに対処していました。

バートンたちは機関銃を構えて、遠くから鉄線で体を巻かれた犬を監視ていました。それにいらだったコナーが犬を助けに行きます。コナーは犬の鉄線を切っていると、仕掛けられた爆弾に気づきます。時すでに遅く、コナーは吹き飛ばされたのです。

この映像データがリサーチ研究所の最奥部に保存されていたのです。

2100年、ロンドン警視庁の警部補エインズリー・ロービア(アレクサンドラ・ビリングス)が、部下で娘にあるペリフェラルのビアトリス(アンジー・モヒンドラ)からリサーチ研究所の騒動について聞いていました。

その頃、フリンとウィルフはアリータのアジトにあった医者2体のペリフェラルから取り出した情報から、アリータが依頼したペリフェラル作者の肉屋を訪ねます。

フリンがカマをかけて「眼球の入れ替え」の依頼をすると、店主たちは襲って来ました。フリンとウィルフはなんとか二人を取り押さえ、アリータの情報を聞き出そうとします。

店主「話せば何をされるか」
ウィルフ「誰に?」
店主「ネオプリムさ」
また、眼球の移植外科手術などネオプリムにしかできないとも話します。こうして、フリンたちはアリータがネオプリムに関わっていると分かったのです。

アッシュはバートンとコナーのペリフェラルを制作。

2032年では、殺し屋ボブは制御のための首輪をつけられて、ピケットの屋敷にいました。

保安官助手トミーは、自分を襲ったのがジャックマン保安官(ベン・ディッキー)であることに気づきます。ステルス車に襲われた時、降りてきた襲撃者の靴が保安官のものと覚えていたのです。

またバートンに会いに行くと、「待ち伏せされた」と話します。待ち伏せにはトミーの行動を知っている必要があります。知っているのはトミーの上司ジャックマン保安官です。そこまで話したトミーにバートンは「お前は首を突っ込むな」「次の待ち伏せでは助かるとは限らない」と突き放します。

ところで、保安官事務所でピケットが保安官のパソコンを見る時に必要になったパスワードが、〈ざまあみろ〉〈クソ食らえ〉でした。

ピケットの屋敷にいたボブは、ピケットの妻メアリー(インディア・マレン)を殺し、フリンとバートンの兄妹を殺しに出かけます。

2100年、エインズリーとビアトリスは、クレプトの有力者レヴの屋敷にやって来ました。リサーチ研究所の警備責任者ダニエルがコイドに殺された時にウィルフがその場にいたことから、ウィルフを共犯者にして逮捕し、この場で処刑することもできると話します。しかし小さな魚=ウィルフには興味がなく、大きな魚を狙っていました。

エインズリーは屋敷にいる3体のペリフェラルをいますぐ見せて欲しいと、半強制的にレヴに願います。それも、操作者と一緒に。つまり、フリン、バートン、コナーにペリフェラルに入って欲しいということです。

3人が来る前に、スタブについて話し合うエインズリーとレヴ。「スタブ」についての詳細がはっきりします。

量子トンネルで過去と通信ができると、接続によって時空は分枝し、独特なものとなります。それを「スタブ(切り株)」と呼んでいます。ただし、スタブは実際の過去とは時間軸が違うのです。帝国主義によって、スタブと呼ぶことで下位に位置付けているのです。

そこに、フリン、バートン、コナーがやって来ました。

『ペリフェラル』第7話〈裏切り〉

2100年、ペリフェラルのフリン、兄バートン、コナーは、エインズリー警部補に警察の施設に案内されます。まだペリフェラルに慣れていないだろうとのことで、バートンとコナーはビアトリスに連れられ訓練ビルに入り、コイドたちと戦います。警部補には何か意図があって、バートンとコナーの資質を調べたのかもしれません。後で、ビアトリスに確認しています。

警部補によると、2028年テキサスでの戦いでは、2100年の時間軸ではコナーは五体満足であり、兄バートンが死んだことをフリンは聞かされます。

また、その時代にはパプティック・インプラントの技術はまだなかったといいます。ですから、兄と仲間がその技術を埋め込まれたのは、明らかに別の世界=スタブでのことなのです。

さらに2100年の時間軸では、フリンは保安官助手トミーと結婚して、二人の子供があったことも聞かされます。警察庁のアンティーズでは、ウィルフでは知り得ない情報を知ることができるようです。

ところで、リサーチ研究所幹部シェリスが作ったスタブ(2032年のフリンたちの世界)では、ジャックポッドの進行が早く、なんらかの意図があるのではないかと警部補は指摘します。

2032年に戻ったフリンたちの前には、事件が起こっていました。また視力を失った母が、保安官助手トミーの婚約者ディーディーの病院で彼女と一緒に殺し屋ボブに監禁されていたのです。援護についていた兄の仲間は、すでに殺されていました。

また、トミーはジャックマン保安官から町の有力者コーベルの屋敷に呼ばれ、コーベルの配下に入り、手伝うよう強要されます。町の約半数がすでにコーベル配下だと言われ、大人になれとも言われます。

2100年、レヴの屋敷ではレヴの部下アッシュとオシアンが、あるデータを奪う計画を立てていました。それは、アリータと兄バートンのペリフェラルが奪ったとされているデータでした。

あの時、何があったのか?

アリータは兄バートンのペリフェラルにデータを落として、スタブに隠そうとしていたのです。しかし、実際はパプティック・インプラントなしのフリンがきたために、データは細菌に変換され、彼女の脳内に隠されたのです。

アッシュは、そのデータをネオプリムに渡そうとしていました。アッシュとオシアンはレヴが知らない言語を使って話していたのですが、レヴはその言語を理解できるのでした。この裏切り行為にレヴは怒りますが、次はないとし、アッシュの必要性から許しました。そして、そのデータを探せとも。

ネオプリムとは、はたしてテログループなのか? 彼らはこの世界を滅ぼし、新しい世界を作ると、アッシュは信じているようです。

リサーチ研究所幹部シェリスは、エインズリー警部補を訪ねます。リサーチ研究所から盗まれたデータは、極秘の「神経操作の新技術」であることを話します。その技術の悪用(また公表)を恐れていると。

また、シェリスは警部補に、自分が作った研究所のスタブに関する冒険の話を聞いたか尋ねます。レヴがスタブを支配する恐れがあることも。

そして、レヴたちとフリンと両世界(この世界とスタブ)の関係者全員を殺すよう要請します。
「魔法の杖を振れば消せるとでも?」と答えるエインズリー警部補。

シェリスは、サムソノフ家の全員を抹殺した前例を思い出させます。彼らは、法的権威を覆すことをもくろみ暴動を起こしたのです。(この時はDNAによる抹殺でした)

2032年、病院に駆けつけるフリン、バートンたち。なんとか殺し屋ボブを撃ち殺すことができました。
また、憤りを感じていた保安官助手トミーはコーベルの屋敷に戻ると、拳銃でジャックマン保安官を打ち殺し、弾が切れたのであの衝撃波銃でコーベルをも倒したのです。

『ペリフェラル』第8話〈千の森の創造〉

2032年、保安官助手トミーは「3名の遺体を発見、容疑者は逃走中」と連絡。トミーがコーベルの屋敷に戻ると、彼は昏睡状態でまだ死んではいませんでした。そして、病院で殺された暗殺者ボブが容疑者と断定されます。

2100年、ローピア警部補はフリン、バートン、コナーに協力関係を申し出ます。フリンはその条件に母エラの治療を求めましたが、警部補はすでに手遅れであること、余命23日間であると告げます。

アッシュはフリンの頭の中にデータが保存されていることを、リサーチ研究所幹部シェリスに話します。ズボフもそれを狙っているので時間の問題だとも。そのためには内部協力して欲しいと要請するシェリス。アッシュは協力する条件にズボフを殺して欲しいと頼みます。第7話で裏切り行為をした時、ズボフがオシアンの頬をナイフで傷つけたことを礼儀にもとるとしたのです。

シェリスはスタブでのジャックポッドを加速させ、核ミサイルの爆発により、フリンだけでなく地域の住民も抹殺する決心をします。

フリンとウィルフは、アリータの居場所を想定すると、会いに出かけます。そこにはアリータのペリフェラルの少女(第1話で登場)がいました。フリンのペリフェラルは追跡されているので、彼女は2032年に戻らせます。

アリータはクレプトが過去に感染症を恐れ、2週間で500万人を殺したことをウィルフに話します。その中には、二人の両親もいたことを。クレプトは、この記憶を抑制するインプラントを人々に埋め込みました。アリータはフリンの頭のデータを使い、クレプトに反撃することを考えていたのです。

フリンの頭のデータは、それほど重要なものだったのです。アリータだけでなく、クレプトのズボフ、リサーチ研究所のシェリス、みなそのデータのことで争っているのです。

2032年、ジャスパーは叔父コーベルの有力な部下3名が自分を除け者にし、組織を乗っ取ろうとしていることに反発。酔った3人を乗せた車を線路の上に止めました。列車は車を跳ね飛ばし、車は大炎上します。

フリンをみちで待ってトミーは、噂——ミサイル格納庫の爆破計画を知っていないかと質問します。しかし、フリンは知らないと答えるだけでした。

2100年、フリンはアッシュに会い、シェリスがミサイル格納庫の爆破を早めていると話します。アッシュは研究所から盗まれたデータが、フリンのDNAに保存されていることを打ち明けます。発作はそのためだと気づくフリン。また、アッシュはそのデータは両世界を破滅させられる研究所の全知識であり、ズボフも知っていると。だから、クレプトを阻止するためにシェリスに教えたと。

フリンは決心します。自分が死ねば、ミサイル格納庫の爆破が避けられる。2032年の自分が死んでも、新しいスタブに自分が生まれ変われるのではないかと。そのため、エインズリー警部補に新しいスタブの開き方を聞きます。警部補はフリンの大胆な計画を理解し、スタブ・ポータルの場所にフリンを送ります。

スタブ・ポータルで、フリンは2032年から新たなスタブを開くと、シェリスに居場所が分からないよう、その座標の鍵となるウォッチ状の装置を握り潰します。

あとはエインズリー警部補が人を雇ってフリンを殺したよう、シェリスに見せかけることです。その役目は兄バートンではなく、コナーです。兄に妹が殺せるはずがありません。フリンはこの世界(2100年)にクソ女(シェリス)を殺すために戻ってくると、コナーに話します。

2032年、フリンの頭の中で、カウントが始まります。照準を合わせるコナー。「10、9、8、7、6、5、4、3、2」フリンには母や兄や友達などの思い出が蘇ります。

「1」。森の中に轟く銃声。

2100年。テーブルに座ったエインズリー警部補に前にあるペリフェラルに入るフリン。
「それじゃ、始めましょうか」と警部補。

エンドロールの後
クレプトの有力者たちは一件の解決をズボフに求め、彼に退陣を言い渡します。

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ペリフェラル 〜接続された未来〜クロエ・モレッツ

『ペリフェラル〜接続された未来〜』キャスト

2032年

フリン・フィッシャー(クロエ・モレッツ)ゲームの才能豊かな女性
バートン・フィッシャー(ジャック・レイナー)フリンの兄・元海兵隊員
エラ・フィッシャー(メリンダ・ハミルトン)フリントバートンの母
コナー・ペンスキー(イーライ・ゴリー)両足と左でを失っている。専用の移動車を持っています。
レオン(オースティン・ライジング) バートンの復員軍人仲間
リース(モー・バー・エル)バートンの復員軍人仲間

コーベル・ピケット(ルイス・ハーサム)町の有力者で、麻薬製造業者
メアリー・ピケット(インディア・マレン)コーベルの妻
ジャスパー・ベイカー(リス・コイ)コーベルの甥
ビリー・アン・ベイカー(アデリント・ホラン)ジャスパーの妻・フリンの親友

トミー・コンスタンティン(アデリント・ホラン)保安官代理
ジャックマン保安官(ベン・ディッキー)トミーの上司で舌が殺されます
ディー・ディー(ハンナ・アータートン)トミーの婚約者で医師

ボブ(ネッド・デネヒー)暗殺者

2100年

ウィルフ・ネザートン(ゲイリー・カー)レヴ・ズボフに雇われフィクサー
アリータ・ウェスト(シャーロット・ライリー)ウィルフの義理の姉、元リサーチ研究所の生物多様性課職員
レヴ・ズボフ(JJ・フィールド)クレプトの有力者
ドミニカ・ズボフ(クレア・クーパー)レヴの妻。彼女はクレプト界の頂点に立つゾロトフ家の一員。
アッシュ (ケイティ・リューング)レヴの部下
オシアン・マーフィー(ジュリアン・ムーア・クック)レヴの部下

シェリス・ヌーランド(タニア・ミラー)リサーチ研究所幹部
グレース・ホガート(アンバー・レヴァ)リサーチ研究所職員
ダニエル・クック(デヴィッド・ホフリン)リサーチ研究所の警備責任者

エインズリー・ロービア(アレクサンドラ・ビリングス)ロンドン警視庁の警部補
ビアトリス(アンジー・モヒンドラ)ローピアの部下。ペリフェラルで戦闘能力が高い。

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『ペリフェラル〜接続された未来〜』用語集

アンティーズ
警視庁のデータソート・アルゴリズム

クレプト
ジャックポット後の3大組織の1つ。他の2つは警察庁とリサーチ研究所

コイド
二足歩行のロボット

ジャックポット
2039年から始まった約40年にもわたる数々の大災厄北米の電力網がハックされ、2041年、パンデミックが起こる。壊滅的な環境破壊、抗生物質の無効化、そして農業の破綻。人口は激減、約40年で70億人以上が死亡。テロリストが爆破した核ミサイル格納庫。ノースカロライナのスプリング・クリークで核爆発が起きました。

スタブ
量子トンネルで過去と通信ができると、接続によって時空は分枝し、独特なものとなります。それを「スタブ(切り株)」と呼んでいます。ただし、スタブは実際の過去とは時間軸が違うのです。帝国主義によって、スタブと呼ぶことで下位に位置付けているのです。

ネオプリム
アリータが関わっている組織

ハプティクス(パプティック)・インプラント
利用者に力、振動、動きなどを与えることでフィードバックできるテクノロジー。パプティクスを埋め込まれた人間同士をネットワーク化して、遠くにいても話ができるようになります。兄バートンと仲間は、ハプティクス・インプラントされてつながっています。

ハプティック・ドリフト
ハプティック・インプラントにより、瞬時にデータを共有し、五感がわかるようになります。ペリフェラルにもその機能が搭載されていて、フリンはウィルフと互いの感情を共有します。それにより、愛を感じるようにもなります。それが、「ハプティック・ドリフト」と兄バートンは説明していました。

ペリフェラル
基本はAIロボット。その中に人の意識を入れると、その入った人が自分の体として本物と同じように操作できます。意識を入れた人と、姿形を全く同じように造ることもできます。フリンのペリフェラルのように。

ポルター
ペリフェラルの別称

リサーチ研究所
リバースとイノベーション。ジャックポット後の3代組織の1つ。他の2つは警察とクレプト

『ペリフェラル』原作者ウィリアム・ギブソン

ウィリアム・ギブソン

サイエンス・フィクションのサブジャンルの一つ「サイバーパンク」の代表的な作家。
『ペリフェラル〜接続された未来〜』の原作は『The Peripheral』(翻訳本なし)です。

・1982年
短編小説『クローム襲撃』で「サイバースペース」という用語を作り出す
・1984年
デビュー長編『ニューロマンサー』。1980年代にSF文学を「革新」
・1986年
『カウント・ゼロ』
・1988年
『モナリザ・オーヴァドライヴ(英語版)』
『ニューロマンサー』のストーリーを展開して「電脳」三部作を完成
・1990年代
近未来の都市環境、脱工業化社会、晩期資本主義の社会学的発展を探求した「橋」三部作を執筆

『ペリフェラル〜接続された未来〜』と『ウエストワールド』

2018年4月、ウィリアム・ギブソンの小説『The Peripheral』に基づいたドラマシリーズの製作が、『ウエストワールド』の製作者のジョナサン・ノーランとリサ・ジョイによって発表。それが『ペリフェラル〜接続された未来〜』です。

2019年4月、Amazonスタジオとの契約が発表され、2019年11月にシリーズ製作が発注されました。二人は製作総指揮となり、さらにアテナ・ウィッカム、スティーブ・ホーバン、 ヴィンチェンゾ・ナタリが製作総指揮に加わりました。シリーズはAmazonスタジオを通じてKilter Filmsにより製作されます。

ワーナー・ブラザース・テレビジョンも製作及び出資に加わり、スコット・スミスがショーランナー、脚本家、さらに製作総指揮となりました。ナタリは第1話を監督。2021年3月30日、グレッグ・プレイジマンが製作総指揮に加わり、スミスの代わりにショーランナー(現場の指揮を取る者)になりました。

クロエ・モレッツ

2010年『キック・アス』で演じた“ヒット・ガール”役で人気者になったクロエ・モレッツ。少女から大人になって、芯の強い女性フリン・フィッシャーとなって帰ってきました。戦っても強く、決断力もあります。特に第8話での自分を犠牲にしてみんなを守る決断は、大胆な計画です。

シーズン1では決着がつかなかった冷酷なリサーチ研究所幹部シェリスとの戦い。彼女がやられるの早く見たくなります。見なくても、フリンは完全に優位を立ったことでシーズン1は終わりましたので、モヤモヤ感はありません。

ウエストワールド

『ウエストワールド』(シーズン1〜4)を覚えていますか?

体験型アトラクション施設『ウエストワールド』では、人間そっくりな体にAIが搭載されているロボットがホストとして人間の欲望に奉仕するのです。彼らは自分で考えることもできるのですが、自分たちがホストであることを自覚していません。

人間は自分の欲望のままに、ホストを殺すことも、犯すこともできます。しかし、ホストには感情があります。まるで『ブレードランナー』のレプリカントのように。

『ウエストワールド』シーズン2では、そんなホストが自分たちの立場を自覚し、自由を得ようとするストーリーでした。

この『ウエストワールド』の製作者のジョナサン・ノーランとリサ・ジョイにより、『The Peripheral』のドラマ化が発表され、二人は製作総指揮となたのでした。

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