『ターミナル・リスト』エピソード〈あらすじ・ネタバレ〉
『ターミナル・リスト』とは、愛娘ルーシーが描いた家族3人の絵の裏に書いた復讐のリスト(The terminak list)のことです。ジェームズ・リース少佐(クリス・プラット)は陰謀にかかわった名前がわかると記入し、殺害後は線を引いて消していきます。
リースは部下たちの死を引き起こした陰謀の存在を確信し、20年におよぶ特殊部隊シールズの経験を最大限に活かしながら、部下を死に追いやった者たちを一人ずつ殺していきます。
リースの家族愛が、悲しみが深いだけにとても美しい
復讐のシーンに至るまでに妻ローレン(ライリー・キーオ)と娘ルーシー(アーロ・メルツ)と過ごした幸せなシーンがフラッシュバックし、リースの家族への思いがこれでもか、これでもかと伝わってきます。ですから復讐を容認する訳ではありませんが、主人公の悲しみと怒りに、その無慈悲さに共感してしまいます。
記者魂をしっかり見せてくれたケイティー
ケイティー・ブラニク( コンスタンス・ウー)は命を狙われる恐怖から目を背けず、最後の国防長官ロレイン・ハートリー(ジーン・トリプルホーン)への口頭取材は圧巻でした(第8話)。ちょっとした答えから時系列の「?」を国防長官に指摘し、さらなる国防長官の隠し事をはっきりさせます。
妻と娘にために自爆させられた上官ハワードは悪だが痛ましい!
リースは基地から出てこないピラー提督(ニック・チンランド)の殺害が不可能と判断すると、ハワード(マシュー・ローチ)の妻と子供を助っ人のベンが拉致します。そして、彼らを人質にしハワードに爆弾を着せて、ピラー提督のもとに送りこみます。こうすれば、リース自身が警備の厳重な基地に潜り込まなくてもいいからです。
ピラー提督にリースからの携帯を渡すハワード。リースは思いの丈を告げると、携帯から爆発の信号を送ります。
最後の大どんでん返しは、なくてもよかったのではないか!
決してお金のことではなかったのであろうことが伺え、助っ人ベン・エドワーズ(テイラー・キッチュ)が痛ましい。彼としては、事前にリースへの実験—”オーディンの剣作戦”が防げなかったこと、その後のキャップストーン社長マイク・テデスコ(ジェイ・コートニー)の隠蔽工作にいたたまれなかったのでしょう。
(左から)ベン、リース、ケイテイ
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『ターミナル・リスト』キャスト
- ジェームズ・リース少佐(クリス・プラット)
- 妻ローレン・リース(ライリー・キーオ)
- 娘ルーシー・リース(アーロ・メルツ)
- 助っ人ベン・エドワーズ(テイラー・キッチュ)
- 記者ケイティ・ブラニク( コンスタンス・ウー)
- 国防長官ロレイン・ハートリー(ジーン・トリプルホーン)
- FBI捜査官トニー・リデル(J.D.バルド)
- キャップストーン社長マイク・テデスコ(ジェイ・コートニー)
『ターミナル・リスト』1〜8話〈あらすじ〉
『ターミナル・リスト』1. 記憶痕跡
シールズのジェームズ・リース少佐(クリス・プラット)はシリアでカハニ殺害の特殊作戦『オーディンの剣』に失敗し、部下の一人ブーザーを除いてすべてを失いました。彼自身も謎の頭痛に悩まされていました。ブーザーと一緒に帰国したリースは、妻ローレン(ライリー・キーオ)と娘ルーシー(アーロ・メルツ)の家族のもとに帰ります。
しかし、ブーザーは自殺に見せかけられ、殺されてしまいます。そして、リースも病院にて脳内検査の時、二人の殺し屋に襲われます。かろうじて一人を殺し急いで家に帰ると、なんと妻と娘がすでに何者かに殺されていました。リースが狂って妻子を殺したことにされそうになったのです。
こうして、リース少佐の『ターミナル・リスト』が始まります。
企業:キャップストーン社長マイク・テデスコ(隠蔽のため殺し屋を雇う)
軍 :ピラー提督とハワード大佐
政府:ハートリー国防長官
『ターミナル・リスト』2. 符号
ベン・エドワーズ(テイラー・キッチュ)の助けで最初の復讐のターゲットを突き止めたリース。不安定な精神状態の中でお互いの利益のために、記者ケイティ・ブラニク( コンスタンス・ウー)と手を組みます。
『ターミナル・リスト』3. 確信
複雑な陰謀にさらに足を踏み入れていくリースは、新たなターゲットの名前を復讐のリストに追加します。一方、国防長官のロレイン・ハートリー(ジーン・トリプルホーン)は特殊部隊員の負荷を軽減するために思い切った方針変更を行うと発表。リースの検査結果を入手したケイティは彼の頭部で起こっている真実を突き止めます。
『ターミナル・リスト』4. 別離
妻と娘に手をかけた殺し屋の居場所を突き止めるため、リースは友人たちの助けを借りてメキシコへと飛びます。一方ケイティは身を隠しつつ調査を進めています。その頃スティーブ・ホーンは自身の会社キャップストーンに莫大な利益を生む契約を守ろうと躍起になっていました。
一方指名手配犯となったリースを、FBIサンディエゴ支部のトニー・レイウン(J.D.バルド)捜査官が率いる逃亡者捜査チームが追うことになります。
『ターミナル・リスト』5. 破壊
ある薬が全ての始まりかもしれないと考えたリースは答えを探すべくサンフランシスコに向かいます。ケイティはニューベラムの創設者で社長であるマイク・テデスコ(ジェイ・コートニー)に接近し、キャップストーンの目論見を阻止しようとします。トニーのチームは次のターゲットがホーンだと考え、リースが目的を達する前に捕まえようとキャップストーンのビル周辺を警備しはじめます。
『ターミナル・リスト』6. 無常
FBIの追跡を振り切り山の中に逃げ込んだリース。薬を車内に置き忘れてしまったため、体にも精神にも病の症状が出てきて苦しみます。捜索隊に囲まれて絶体絶命のリース! リースがいかに山の中、FBI捜査陣と傭兵チームを出し抜くか、サバイバルの戦いが始まります。しかもリースは彼らの命を奪うことなく、この場を脱出できるでしょうか?
『ターミナル・リスト』7. 撲滅
リースはコロナドに戻り、一番の裏切り者たちを始末しようとします。自宅に戻ったリースには、過去の家族との記憶が断片的によみがえります。一方FBIのトニーのチームは、上の指示から解散を命じられます。納得がいかないトニーは、ケイティには記事を完成させようと促します。今や、トニーの心情はリースに傾いていたのです。またリースは、ハワード大佐に着せた爆弾により、ピラー提督の殺害に成功します。
『ターミナル・リスト』8. 再生
記事の第一稿を仕上げたケイティは社にメールしましたが、ハートリー国防長官に阻止されます。国防長官は『オーディンの剣』に使用された薬を承認したことは認めましたが、お金は一切もらっていないと書き換えるようケイティに弁明し、オーカス島にあるの屋敷に連れて行きます。島に潜入するリースと彼を援護するベン。解散させられたトニーも命令に従わず、島に向かいリースを阻止することを仲間と決断。それぞれの思いと目的がぶつかり合う結末はいかに……。しかし、最後の最後に訪れる大どんでん返しがリースを待ち受けていました!
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