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ローマ神話の女神フォルトゥナは、初耳でした。女神を調べてみましたが、あまり詳しい神話はありません。

女神フォルトゥナの意味=「Fortune」運命の語源
ギリシャ神話で有名な運命の3姉妹モイライ「Moirai」が、運命の語源ではなかったのです。

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女神フォルトゥナの意味=「Fortune」運命の語源

女神フォルトゥナの意味は?

女神フォルトゥナは、ローマ神話の運命の女神です。「Fortuna(フォルトゥナ)」=「 Fortune(フォーチュン・運命)」の語源。

女神フォルトゥナは運命の車輪を支配し、人々の運命を決める女神です。また運命を操るための舵を持っていたり、運命が定まらないことを象徴する不安定な球体にも乗っていたりします。

また、チャンスは後からでは掴めないということを表すため、フォルトゥナには後ろ髪がなく前髪しかないとされてきました。しかし、一般的には、後ろ髪もあるようになりました。

後髪がないといえば、カイロス。「チャンスの神は前髪しかない」と言われます。
→ カイロス「チャンスの神は前髪しかない!」

ところで、ギリシャ神話で[運命の女神]といえば、誰もが[モイライ3姉妹]を思い浮かべるのではないでしょうか。夜の女神ニュクスの娘で、クロートー、ラケシス、アトロポスの三姉妹です。三姉妹の役割は、以下のようになっています。

  • クロートー「紡ぐ者」
  • ラケシス「さを計る者」
  • アトロポス「不可避のもの(断ち切るもの)」

 運命の三女神モイライ3姉妹

『フォルトゥナの瞳』あらすじ

フォルトゥナの瞳「他人の運命に関わるな」

その瞳を持ってしまった者には、「死を目前にした人間が透けて見える」という不思議な力が宿ります。

運命の車輪を支配し、人々の運命を決める女神フォルトゥーナ。他人の決められた運命を変えると、変えた本人にその報いがかえってきます。だから、何回も他人の運命を変えてしまうと、いずれ死が自分に降りかかってきます。

しかし、愛する者や子供達に不慮の死が訪れることが分かったなら、あなたならどうしますか?

そのまま見て見ぬふりをしないで、助けようとなんらかの手立てを考えるのではないでしょうか?

①愛する人の運命(死)がわかり

②死んで欲しくないから

③その人の近未来の運命を変えさせる

ヒロインの桐生葵(有村架純)を救った木山慎一郎(神木隆之介)は、身に異変を感じます。そして、同じ「フォルトゥナの瞳」を持つ主治医から、「他人の運命に関わるな」と忠告されます。

木山慎一郎は、その忠告に一度従います。我がまま息子の手が透けた時、何もしなかったのです。彼は息子の死を悩みます。

子供の頃、飛行機事故で生き残った木山慎一郎。自分が生きている意味はなんなんだろうか? と考え、自らの死を顧みず、死ぬべき運命を背負った人々を助けることを決意します。

幼稚園の遠足でたくさんの園児が、電車で死ぬ運命であることを知った木山慎一郎。また、その電車には桐生葵も乗ることを知ってしまった木山慎一郎……

もはや、彼は自分の死を覚悟して、園児や桐生葵、電車の乗る人々を助けようと奔走します。桐生葵には電車に乗らないように、その日旅行をしようと誘います。

そして、驚くべきことに桐生葵もフォルトナの瞳を持つ女性でした。彼女は、逆に木山慎一郎を救おうとその電車に乗ったのでした。

幼稚園児、通勤の会社員やOL、そして桐生葵の運命は?
はたして、木山慎一郎は彼らを救うことができるのでしょうか?

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フォルトゥナがモデル「タロット:運命の輪」

タロットの「運命の輪」

タロットの「運命の輪」はフォルトゥナがモデルとされています。

【タロットの運命の輪】
[正位置の意味]チャンス・好転・成功・出会い
[逆位置の意味]トラブル・停滞・失敗・すれ違い

フォルトゥナは、ギリシァの運命の女神テュケーと同一視されるようになりました。

《運》の擬入化された女神=テュケー
ホメロスには見いだされませんが、ヘシオドスは彼女をオーケアノスの娘の一人にしています。ヘシオドス作《デーメーテール讃歌》では、冥界の妃ペルセポネーの侍女にしています。盲目の姿で表され、崇拝されました。テュケーには、神話がありません。

まとめ

映画『フォルトゥナ』を見て、女神フォルトゥナについて、調べてみました。女神フォルトゥナ=運命であることがわかりました。

「運命の女神」といえば、ギリシャ神話の運命の3女神が有名です。

  • クロートー「紡ぐ者」
  • ラケシス「さを計る者」
  • アトロポス「不可避のもの(断ち切るもの)」

この運命の捉え方は、とてもイメージしやすいと思います。

しかし、運命( Fortune)の語源はローマ神話の女神フォルトゥナ(Fortuna)で、タロットカードの「運命の輪」だったとは驚きでした。

わかったところで、あらためて映画『フォルトゥナの瞳』を見てはいかがでしょうか? とんでもないどんでん返しがあります。

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