Amazonオリジナル『サマリタン』AMAZON ORIGINAL "SAMARITAN"

サマリタン=善きサマリア人とは

「では、わたしの〈隣り人〉とはだれのことですか」

イエスが答えて言われた、
「ある人がエルサレムからエリコにくだっていく途中、強盗どもが彼を襲い、その着物をはぎ取り、傷を負わせ、半殺しにしたまま、逃げ去った。するとたまたま、ひとりの祭司がその道をくだってきたが、この人を見ると、向こう側を通って行った。同様に、レビ人もこの場所にさしかかってきたが、彼を見ると向こう側を通って行った。

ところが、あるサマリヤ人が旅をしてこの人のそばを通りかかり、彼を見て気の毒に思い、近寄ってきてその傷にオリブ油とぶどう酒とを注いでほうたいをしてやり、自分の家畜に乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。
翌日、デナリ二つを取り出して宿屋の主人に手渡し、『この人を見てやってください。費用がよけいにかかったら、帰りがけに、わたしが支払います』と言った。

この三人のうち、だれが強盗に襲われた人の〈隣り人〉になったと思うか」

(ルカによる福音書)

※ユダヤ人はサマリア人を混血ゆえに軽蔑や差別をして、普通は付き合うことはありません。また旅行する時も、サマリア人の住む土地を避けていました。しかし、イエスは善きサマリア人の例を出して「隣り人とは何か」と問います。

シルヴェスター・スタローン主演『サマリタン』

映画『サマリタン』MARVELアメコミ風冒頭

何年も前のこと、善と悪の戦いが行われた
善がサマリタン、悪がネメシス
双子の兄弟が敵対して戦ったのだ

2人は幼少期から異常な強さを持ち
時に人に危害を加えていた

住民は2人を恐れるようになり、
寝静まるのを待ち2人の家に火を放った
両親は命を落としたが、双子は無傷だった

サマリタンは正義に目覚め人々を救った
ネメシスは世間を恨み、次々に復讐を実行した

サマリタンに妨害されネメシスは武器で抵抗
怒りと憎しみで作られたハンマーだ
サマリタンを倒す唯一の武器

その決戦の場は発電所
これはネメシスの策略だ
こうして2人は対峙した

ハンマーを持つネメシスが有利だった
しかしその後、2人は爆発で死んだ

でも僕は信じている
サマリタンはまだ生きていると

映画『サマリタン』イントロとあらすじ

映画『サマルタン』イントロ

シルヴェスター・スタローンの映画『ロッキー』『ランボー』シリーズと同じように、映画『サマリタン』はシンプルなストーリーです。主人公が我慢して我慢して、最後にその能力を爆発させて悪をやっつけ、観客はスカッとします。

ネメシスはマイティ・ソーの悪役版か?
双子の兄弟サマリタンとネメシスは、まるで超能力者かミュータントです。拳銃で撃たれたぐらいでは死にません。また、ネメシスはマイティ・ソーの有名な武器「ムジョルニア」のようなハンマーを造って、サマリタンを倒そうとしました。

「ムジョルニア」は絶対的な善ともいうべき精神を持っていないと持つことはできません。しかし、ネメシスのハンマーは呪いのように、持つ人に強力な力を与えます。また、持つ人の精神の善悪を問いません。

映画『サマリタン』の世界は、まるで『バットマン』のゴッサムシティと同じような悪がはびこる暗いグラニット・シティです。自分からは積極的に悪を退治しませんが、サマリタン=バットマンといっていいかも知れません。

また映画『サマリタン』は、ユダヤ人の中でひっそりと暮らしているサマリア人=ネメシスが、善きサマリア人=サマリタンになる物語といっていいかもしれません。(「終わりに」参照)

映画『サマルタン』あらすじ

グラニット・シティの発電所の爆発で、サマリタンとネメシスは2人とも死んだと思われていました。人々は、善のサマリタンだけは今も生きていてほしいと願いっています。

25年後……

13歳の少年サム・クリアリーはサマリタンのファンで、サマリタンは今も生きていると信じています。そして、いつもサマリタンを探していました。

ある日、サムはギャングのレザらから暴力を受けていた時、老人に助けられました。その老人は、隣のアパートの2階に住んでいたジョー・スミスです。サムはジョーがものすごく強いのに隠れるように生活していることから、彼こそ伝説の人物サマリタンなのではないかと疑いはじめます。

もうひとり、AL'BOOKSの店長でジャーナリストのアーサーは『SAMARITAN LIVES?』という本を出版していたほどのサマリタン通です。サムに「店に来るな」と言いながらも、サムの「この人がサマリタンだ」という曖昧な情報を聞いてやっています。また彼は警察にもコネがあり「ネメシスのハンマーの写真」を密かに持っていて、サムに見せてもいます。

レザのボスであるサイラスは、ネメシスのハンマーを手に入れると、自分がネメシスであると宣言します。そして、彼はグラニット・シティの電力を止め犯罪を増加させ、街を混乱におとしめます。

また、サイラスはサムを誘拐し、サマリタンであると思われるジョーを発電所におびき出します。すると、驚くべき事実が発覚します。はたして、サイラス(ネメシス)vs ジョー(サマリタン?)の戦いの決着はどうなるでしょうか?

シルヴェスター・スタローンのコメント

私はハートがあるアクション映画が大好きです。「サマリタン」に関わりたいと思ったのは、この物語が、人々が共感できる多くの要素を持っているからです。道徳的な話にもなっていて、観ていてとてもワクワクします。この作品がPrime Videoで全世界に配信され、私のファンやすべての観客が世界中で一緒に楽しめることに感激しています。

善きサマリア人と女神ネメシス

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ネメシスとは「義憤」の女神

ネメシスは、ギリシャ神話の女神です。ネメシスという語は元来は「義憤」の意味ですが、よく「復讐」と間違えられます。人間の思い上がった無礼な行為に対する神の怒りが罰を与えます。有翼の女神で、夜の女神ニュクスの娘とされています。

エコーの愛を拒んだナルキッソスに罰を与えたのは、ネメシスであるとも言われています。

終わりに

映画『サマリタン』は単純なストーリーですので、詳しいあらすじ は省き、ルカによる福音書からサマリタン=善きサマリア人とギリシャ神話のネメシス「義憤」の女神について触れました。

すると、タイトルのサマリタン=善きサマリア人の中に、重要な秘密がありました。

聖書の福音書では、一般的にはユダヤ人が善で、サマリア人は悪なのですが、タイトルは「善きサマリア人=サマリタン」です。ということは、主人公ジョー・スミス(シルヴェスター・スタローン)はサマリア人で「善き」が付かなければ、サマリア人=悪なのです。

ということは、元々のジョー・スミスは「悪」なのです。「悪」と言えば〇〇〇〇ですね。

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