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長岡弘樹著『教場』シリーズは全5作

「週刊文春ミステリーベスト10」(2013年)第1位、「このミステリーがすごい!」(2014年)第2位。

2013年にミステリー界の話題を席巻し話題となった長岡弘樹著『教場』。警察小説の新境地としてベストセラーとなりシリーズ化され、2022年現在全5冊出版されています。

多くのファンの間で映像化が待ち望まれてきた作品でした。2020年1月・2021年1月、フジテレビ開局60周年特別企画として、木村拓哉主演でドラマ化され放送されました。

教場シリーズ全5作「教場シリーズ」出版順

  1. 『教場』2015 ←ドラマ原作
  2. 『教場2』2017 ←ドラマ原作
  3. 『教場0 刑事指導官・風間公親』2019
  4. 『風間教場』2020
  5. 『風間X』2021

教場シリーズ全5作(時系列)「教場シリーズ」内容時系列

長岡弘樹 Hiroki Nagaoka
1969年山形県生まれ。筑波大学卒。2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞しデビュー。2008年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。
2013年に刊行した『教場』は、週刊文春「2013年ミステリーベスト10国内部門」第一位に輝き、14年本屋大賞にもノミネートされた。他の著書に、『教場2』『風間教場』『教場0 刑事指導官・風間公親』『血縁』『巨鳥の影』などがある。

『教場0 刑事指導官・風間公親』風間の右目の謎!

新米刑事・平優羽子(たいらゆうこ)の刑事指導官が風間公親です。まだ『教場』の教官になる前の物語です。

事件解決後、刑事を辞めることを伝えるために、平優羽子は風間公親を居酒屋に誘います。平は最後まで言い出せず、風間と店を出ます。

外には、風間に逮捕されて恨みを持つ十崎(とざき)が暗闇に潜んでいました。平は自分のストーカーだと思い、十崎に近づきました。走り出す十崎、手には千枚通しを持って。十崎が平の脇を通り過ぎようとする時、平は止めようと手を伸ばします。しかし、ベルトをつかんだだけで転んでしまいます。無防備な平に千枚通しを振り上げる十崎。

瞬間、風間に横に突き飛ばされる平。その時、風間の右眼には千枚通しが刺さっていました。

『教場X』によると、隻眼(せきがん)になった風間はたったの1ヶ月ほどで刑事指導官に戻りました。鐘羅路子(かねらみちこ)の担当です。その後、「教場」の教官になったのです。

木村拓哉主演『教場』2020.1『教場Ⅱ』2021.1

木村拓哉主演『教場』2020.1木村拓哉主演『教場』2020.1

  1. [教場]2020.1
  2. [教場Ⅱ]2021.1

フジテレビの木村拓哉主演[教場][教場Ⅱ]は、原作では『教場』『教場2』のエピソードを扱っています。

風間公親教官の右目(義眼)の謎は『教場0』に書かれていますが、[教場Ⅱ]のエンディングロールが終わり、衝撃的なシーンがありました! 風間の右目が……。原作では、この犯人がかつて風間に逮捕されて恨みを持つ十崎だったのですが、違っていましたね。シーン自体も違っていました。

おそらく、続編として2022年1月に[教場Ⅲ]か、連続ドラマに引き継がれるはずだったのでしょう。でも、2022年2月の時点では不明です。

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木村拓哉主演[教場][教場Ⅱ]全話見るならFOD

木村拓哉主演『教場Ⅱ』2021.1木村拓哉主演『教場』2021.1

2022年2月現在では、[教場]2020.1と[教場Ⅱ]2021.1を見るなら、動画配信サービス『FOD』でしかみられません。

木村拓哉が、主人公の冷徹な教官・風間公親(かざま・きみちか)を演じます。木村拓哉の娘2人(Koki、Cocomi)も、[教場]と[教場Ⅱ]は父の作品としては一番好きとあインタビューで答えていました。

→ 木村拓哉主演[教場]

→ 木村拓哉主演[教場Ⅱ]

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ここで生き残った者だけが、警察官になれる。
警察学校という密室・・・そこで、何が起きたのか。必死のサバイバルが始まる―

“教場”と呼ばれる警察学校の教室。冷酷無比な教官・風間公親(かざま・きみちか/木村拓哉)が務める初任科第198期短期課程の教場では、生徒たちが日々、早朝6時起床から激しいトレーニングにさらされている。

何より厳しいのがルール厳守。その行動は、常に監視体制に置かれ、誰かのミスは連帯で責任を負う。携帯電話も没収され、外出するためには許可が必要。そんな辛苦ともいえる究極の試練が待ち受ける警察学校には、様々な背景を持つ生徒たちが様々な動機で集まってきている。

また、警察学校という閉塞(へいそく)した極限状態で生徒たちが抱える葛藤も様々。「警察学校とは適性のない人間をふるい落とす場である」と考える教官・風間は、生徒がトラブルを抱えた途端、退校届を突きつける非情な男だ。

また、いつも生徒たちに突然理解しがたい指令だけを告げて、その場を立ち去ってしまう。次々とふるいにかけられる“教場”という名のサバイバルゲームを生き抜くため、生徒たちの秘密と思惑が渦巻き、いろいろな事件が巻き起こっていく・・・。