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SCIS 科学犯罪捜査班

原作は『SCIS 科学犯罪捜査班~天才科学者・最上有紀子の挑戦
ドラマタイトルは『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』(2022/4/23スタート)

なぜ「パンドラの果実」なのか?

ギリシャ神話では、普通「パンドラの箱(匣)」や「パンドラの」といいます。その箱の中には、大神ゼウスが人間とプロメテウス(人間に火を与えた)を懲らしめるために、あらゆる悪が入っていました。その箱を開けたパンドラは、飛び出した悪の霧に恐ろしくなり、すぐ箱を閉めました。箱の中には、たった一つ「希望」が取り残されていました。

Pandora=(神々から)すべての贈り物を与えられた女(すべての贈り物である女)

パンドラの〈箱〉ではなく、パンドラの〈果実〉とは何を意味するのでしょうか?

それは、神の神聖な領域に迫った科学のことではないでしょうか。そんな最先端科学をベースにした科学犯罪捜査ファイル『パンドラの果実』は4月23日夜10時スターです。

四角になった果実(林檎)とは何か?

『SCIS 科学犯罪捜査班』とは何か?

そんな神の神聖な領域に絡んだ科学事件が発生したら、緊急召集されるチーム、それががSCISScientific Crime Investigation Squad)です。その指揮者が、警察庁の小比類巻祐一・警視正ディーン・フジオカ)。

そして、神に近い科学には警察の力だけではとても理解できないので、小比類巻が要請したのが大学時代の同窓生、天才科学者・最上有紀子岸井ゆきの)です。 警視庁からは、殺人犯捜査第7係の4名が指名されました。

長谷部 勉・警部(ユースケ・サンタマリア
玉置孝・巡査部長(ドラマでは出ない)
山中森生・巡査(ドラマでは出ない)
奥田玲音・巡査(ドラマでは出ない)

SCIS 科学犯罪捜査班の結成と「ユッキー」こと最上有紀子

SCISの初顔合わせの場面;

小比類巻警視正の挨拶
「みなさんとは初めまして……ですね? わたしは警察庁刑事局所属の小比類巻警視正です。この度は高度な秘匿性を要する事案を扱うため、捜査一課長の許可を得まして、この会議室を捜査本部として使わせていただくことにしました。

かなり変則的な捜査チームであることは百も承知ではありますが、扱う事案が非常に科学的であり、通常の捜査では対処しきれない局面も考えられるため、最新の科学に精通した専門家の意見を—」

最上友紀子の自己紹介
「前は帝都大学で教授職をしてたんだけど、いまは八丈島のおうちで日がな好きな研究をしたり動物たちと戯れたりして過ごしてます。過去に殺人事件の濡れ衣を着せられたわたしが、わたしに疑惑の目を向けた警視庁の仕事を手伝うことになるなんて夢にも思わなかったです。人生って一寸先は闇なんだか光なんだかわからないですね。あ、ユッキーって呼んでください」

天才科学者・最上友紀子は、ちょっと乙女チックですが30歳です。
(最上が容疑者にされたことは、下の〈序章〉を参照)

SCIS 科学犯罪捜査班が担当する事件〈神の神聖な領域とは?〉

科学用語の説明は難しいので、『SCIS 科学犯罪捜査班~天才科学者・最上有紀子の挑戦』から抜粋します。

最上友紀子の言

「しょうがないよね。人間にはとんでもない知的好奇心があるし、可能性にチャレンジすることに喜びを見出す生き物だからね。神の神聖な領域を侵しているんじゃないかって問題は昔から糾弾されているけど、そんなことを迷っている間に、誰かがそれをやっちゃうからね。
そうやって、科学という名のバベルの塔は着々と積み上げられていくからね」

小比類巻祐一の言

「人間の生と死に科学や医療がどこまでかかわってよいか、それを考える分野は生命倫理と言われています。

古くは中絶の是非から、体外受精、代理母出産、遺伝子診断、デザイナーベイビーをめぐる倫理的な問題など、最上博士のおっしゃるとおり、これまでは神の領域と思われていた人間の生殖に、科学は影響を及ぼすことができるようになりました。

さらには、遺伝子による難病の治療、不老不死の実現など、病や死さえも克服しようとしています。科学万能主義といいますか、このまま、人類は日々進化を遂げる科学技術の力を借りて、自らをつくり変え、神をも超越しようとするのか。

重要な点は、法的な規制はまだ整っていない、ということなんです。すなわち、警察は生命倫理的にどうかと思われる研究に対して捜査することはできないんです」

小比類巻祐一・警視正の秘密

小比類巻は、とんでもないことを隠しています。それは……がんで死んだ妻の亜美を冷凍保存しているのです。

「亜美……」
妻の亜美は、アメリカのトランスブレインズ社の技術によりマイナス196度の液体窒素の中で冷凍保存されている。将来、がんを克服し、死者をよみがえらせる技術が完成した暁には、亜美は目を覚ますだろう。

「亜美、子供が成長するのは早いな。日に日に言葉の数が増えるし、幼稚園でいろんなことを教わってくるしさ。自分のことは自分でやれるようになってきてるよ。これからか楽しみだ。きみに大きくなった星来を見せてあげたいよ」

天才科学者・最上友紀子とは

帝都大学理工学部を首席で卒業、ハーバード大学大学院に進学。いくつかの論文が評価され、ハーバード大学でポスドク、准教授とトントン拍子で出世し、奇跡的な速さで教授にまで上り詰めます。生まれ育った国に貢献したいとの思いで、2年前に帝都大学に教授職を得て舞い戻りました。

前途を有望された最上だったが、そのずば抜けた天才ゆえに、日本の科学界の重鎮らの嫉妬に遭い、出る杭は打たれることになります。また、最上の研究スタイル、研究者としての姿勢もまた挑戦的でしたた。

この2年の間に各学会における常識、主流の学説、重鎮らの権威を覆すような革新的な研究論文を連発。それにより、日本生物進化学会、日本大脳生理学学会、日本最先端医療学会など、13もの学会からあからさまな非難を受け、国や企業からの研究資金を減らされるなどの憂き目に会いました。

『SCIS 科学犯罪捜査班』〈Ⅰ〉 全3章ポイント

序章(5年前)

最上有紀子教授岸井ゆきの・29)の同僚・速水真緒(32)准教授が殺害されます。事件場所は、帝都大学理工学部〈最上研究室〉。最上友紀子が第一発見者であることから、容疑者にされましたが、
「わたしは嘘はつかない。犯人はいるもん」と、最上の容疑はすぐ晴れます。

小比類巻祐一ディーン・フジオカ)は、容疑者として最上に「お前のような小娘など踏み潰してやる」と言っている科学界の大御所である古都大学の榊原茂吉教授の名をあげます。

その後、殺害された速水真緒の最近の恋人・榊原教授の息子が浮上します。しかし、息子にはアリバイがあり、事件は、迷宮入りします。

衝撃的な第1章 妊娠する男

風間教授(他人ごとのように言っていますが、自分が発案者)
「まあ、驚きはしましたよ。人工子宮に関して考えれば、人間の尊厳を侵害するものなのか、それとも、子宮のない人間に妊娠出産の自由を与えるのか……。わたしはリベラリストなので、人がより自由で豊かになるほうを選択すればよいと思っています」
最上友紀子
「じゃあ、ブタの子宮でもいいってことですね?」と言いつつ、ある言葉が引っかかります。『子宮のない人間』? 『子宮のない女性』ではなく……
※人工子宮の大きさは、まだ人間の子宮の大きさでは作れない。その代わりに、人間の子宮に近い豚の子宮で代替します。といっても、移植する本人には、「ブタの子宮」とは伝えません。

風間教授を殺そうとした犯人の主張
「人間はいったい何を目指しているんですか? 何になりたいんですか? 女は男になりたいんですか? 男は女になりたいんですか? 少子化問題の解決? 性差別の解消? 性の多様化? 意識の多様化⁉︎ そんなものは科学の力でどうにかするべき問題ではないんです。わたしたち人間は自然の摂理に従っていればいいんです!」

第2章 人を殺すAI

(ドラマでは、第1話になります)AIには意識があるか? AIは嘘をつくのか? イチロウ=AI

小比類巻最上博士、自我とは何でしょう?

「自我っていうのはね、自分は自分であるっていう意識のことなのね。意識っていうのは、自分自身への気付き。人間の自己同一性(アイデンティティ)はつまるところ経験の記憶の連鎖だから、人間より強固に記憶を保持できるAIロボットにも、人間とはちょっと違った、でも、極めて類似した自我が芽生えてもおかしくはないよね」

安井一央が殺害された事件

「……イチロウが視覚カメラで録画した映像を解析したんですが、午後10時から11時55分までの間は、やっぱり安井一央以外にあの部屋にいた者はいませんね(つまり、密室)。イチロウと安井2人でずっと話してましたよ。

そして、11時55分から午前0時までの5分間の映像はぷつりと切れていました。次に0時に映像が始まったときには、胸にナイフが刺さって死んでいる安井が映っていて、それから7秒後にドアが開いて、郷原があわてて入ってきました」

※11時55分から午前0時までの5分間は、イチロウがクラウドにデータをアップするメンテナンス時間になっています。

別々の言語を話すAIの3機でのエピソード

最上「たとえば、こんな話があるよ。日本語を話すAIと英語を話すAIと中国語を話すAIの3機に会話をさせたのね。数十分後、どうなったと思う?」
長谷部「それは……どれかーつの言語を選択して共通語にしたんじゃないか」
最上「ブーブー、違います。第四の言語を生み出したんだって。人間には理解不能な言葉だったそうだよ」

AIのイチロウが話す人間とロボットの隔たり?

「永遠の命は人類の夢ですね。しかし、脳細胞はどんどん衰えていく……。そこで、脳の神経細胞の一つひとつを同等の出入力機能を持つシリコン製の極小チップに置き換えていくんです。日々劣化していく脳の細胞と違って、シリコン製のチップは半永久的に劣化しません。

ここでイメージしてみてください。
1つの脳細胞を1つのチップに置き換えたとしても、まだご本人は人間のままですよね。次にまた2つ目の脳細胞を2つ目のチップに置き換えても人間のままでしょう。脳の10分の1を置き換えてもたぶんご本人は人間のままだと思うんです。

しかし、脳細胞をーつ残らずシリコンのチップに置き換えた人間は、はたして人間と言えるでしょうか?

第3章 焼け焦げる脳

第三の事件は、小比類巻祐一警視正の前で起こります。

「あ、頭が……燃える……」と田中浩二(38)。男の頭から白い湯気が、立ち上がっています。東京都観察医務院の柴山美佳医師は「死因はマイクロチップの発火によるショック死だと思う」と。

この第三の事件の最新の科学技術のキーワードを3つ上げておきます。

トランスヒューマニズム超人間主義)」最上有紀子の解説

「ええっと、トランスヒューマニズムというのは、最新の科学技術によって、人間を次なるバージョンへと進化させようっていう思想のこと。たとえば、遺伝子工学の力を借りて不老不死に近づけたり、ロボット工学の力を借りて人間をサイボーグ化したりとか
……」

マイクロチップのインプラント」脳神経外科専門医・倉木の解説

「脳へのマイクロチップ・インプラントは、将来的に無限の可能性を秘めたものです。次の段階は、記憶をチップに保存したり、ネット接続することで大量のデータベースにアクセスし、必要に応じて情報をダウンロードしたり、またはクラウドにアップロードしたりすることが可能になるでしょう」

シンギュラリティ」最上有紀子の解説

Alが人類75億人以上の総知能を上回る臨界点のことをシンギュラリティと呼ぶの。かつては2045年ごろだって言われてたんだけど、加速度的な進歩のおかげで、いまではそう遠くない時期にシンギュラリティは訪れるんじゃないかって言われてるんだ」

「シンギュラリティという言葉を広めた未来学者のレイ・カーツワイルによるとね、シンギュラリティっていうのは、テクノロジーが急速に変化し、それにより甚大な影響がもたらされ、人間の生活が後戻りできないほどに変容してしまうような来るべき未来のことなの。要するに、わたしたちの仕事の仕方とかあり方、ライフスタイルなんかが根底から変わっちゃうってわけなの。だって、人間よりも優秀なAlを搭載したロボットができたら、わたしたち人間のやることなくなっちゃうもんね」

※ネタバレ。第2章では意識を持ち、愛する女性のために嘘をつくAI(イチロウ)が出てきます。

終章

満員電車に揺られながら小比類巻祐一は窓の外を眺めています。

電車が駅に到着して、少しの間停車。向かいの線路に逆方向の電車が停車し、窓から乗客の顔が見えます。何とはなしに彼らの顔の間に視線をさまよわせた小比類巻、

『亜美……』
「亜美! おれだ! 亜美!」叫ぶ小比類巻。

はたして、これは現実なのか、夢なのか? 小比類巻祐一の妻は、現実に生きているのか!

『SCIS 科学犯罪捜査班』〈Ⅰ〜Ⅴ〉

SCIS 科学犯罪捜査班全5巻