11ヶ月後、人類は地球上から消滅?
2022年、サッカー・グラウンドで独走する選手のゴール前にまばゆい光と共に現れたのは、機関銃を持った20人ほどの軍人。最後に現れたのは女指揮官ハート中尉です。彼女は、驚くべき近未来を語ります。
我々は人類です。30年後から来ました。未来の地球は戦争一色。敵は人ではなく、我々は劣勢。11ヶ月後、未来の人類は地球上から消え去る運命です。
でも、皆さんの助けがあれば変わる。どうか協力を。我々の両親や祖父母である皆さん、どうか共に戦ってください。この戦争に勝つために。皆さんが最後の希望なんです。
転送装置で未来に送られる人々は7日間だけ戦い戻ってきます。生還率は30%以下。その中に、娘のために世界を救うことを決意したダン・フォレスター(クリス・プラット)がいました。はたして、彼らは地球の未来を変えることができるでしょうか?
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※本記事は2024年1月19日現在の情報です。最新の情報は、公式サイトでご確認ください。
Contents
『トゥモロー・ウォー』には4つの映画がある!
その4つの映画とは、
- 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の父と子
- 『インデペンデンス・デイ』の高揚感
- 『スターシップ・トゥルーパーズ』のバグズとホワイトスパイク
- 『エイリアン』ホワイトスパイクの正体
1. 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の父と子
ダン・フォレスターには愛する妻エミーと愛娘ミューリがいます。ダンは徴兵条件にかなってしまい、腕に転送装置をつけられます。妻の希望から家族と共に逃亡を考えるダン。それには、位置情報を含む転送装置を取りはづす必要があります
そこで、ダンは父ジェームズと会う決心をしました。なぜばら父は工学博士号を持っていますので、転送装置を解除できるからです。しかし、かつて父はベトナム戦争の帰還兵で社会に適用できず、妻と幼いダンを残して家を出ていたのです。以来ダンは父を毛嫌いし会っていません。
ダンは嫌々ながら父ジェームズに会いますが、口論になり別れてしまいます。結局、ダンは娘を救うために未来へ行くことを決心したのです。
未来で会うダンと愛娘ミューリ
未来に行ったダンは、ホワイトスパイクを倒す研究をしている娘のミューリ大佐に会います。ミューリからダンは父ジェームスと同じように、妻と娘を残して家を出たと告げられます。ショックを受けるダン……
しかし、今は父ダンとの遺恨より、ミューリはなんとかホワイトスパイクのメスを100%倒す毒を開発中でした。しかし、もう未来にはそれを増産する設備がありません。そこで彼女は父ダンに、過去に戻って毒の増産をと託すのでした。
その直後に襲ってきたホワイトスパイクの大群。戦いの中、ミューリは一匹と共に転落。なんとか生きて戻ったダンですが、増産した毒を未来へ運ぶための転送リンクが作動しなくなっと女指揮官ハート中尉に襲えられます。
万事休すで、希望がありません。何か考えないと……
ダンと父ジェームズは『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のインディと父ヘンリー
妻エミー「ホワイトスパイクはいつどこで現れたか分かる?」
ダン「最初の襲撃は夏。2048年のロシア北部」
(ダンは未来で、ホワイトスパイクの説明を受けていました)
しかし、宇宙船で来た痕跡はなく、もっと前に来ていたかもしれない?
3度目にダンと共に未来へ行ったドリアンが持っていたホワイトスパイクの爪から中国と朝鮮の境の火山灰が発見し、それがロシアの氷河に運ばれたのを突き止めます。もうこの頃、彼らはすでに地球にいたことがわかりました。
しかし、ダンが説明してもアメリカの高官はロシアに配慮し、飛行機を飛ばす許可を出しません、そこで、ダンは飛行機を飛ばせる父ジェームズに助けを求め他のです。ここから先はまさに『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のインディ(ハリソン・フォード)と父ヘンリー(ショーン・コネリー)です。
2. 『インデペンデンス・デイ』の高揚感
1年が経ち、派兵は軍人が50%、民間人が50%。しかも未来へ送られる人々の生還率は30%から20%以下の過酷な状況に。さらに、未来の人口は50万を切りました。強制の徴兵制度が取られることになりましたが、人々は兵役を拒否したり、暴動やデモを起こしたりするようになりました。
そんな中、ダンにも徴兵の通知がスマホに。ダンが出頭すると、兵士をピックアップする条件検査がありました。未来ではすでに死んでいることを確認する検査です。ダンの死亡証明書が検索され、彼は7年後の2030年10月13日に死亡すると告げられます。しかし、死因は教えられません。
そして、未来へ出発する前に、政府高官ドッドが演説します。まるで『インデペンデンス・デイ』の大統領の独立記念日の演説のようです。
諸君には共通点がある
さまざまな年齢や職業
人種や性別も違う。
だがそれでも諸君はヒーローだ!
召集に応じた
未来が助けを求めている
わが子たちの悲痛な叫びだ
諸君が払う犠牲はわが子たちを救う
これは史上初の
全世界による単一の敵との戦いだ!
3. 『スターシップ・トゥルーパーズ』のバグズ
『スターシップ・トゥルーパーズ』を見た方なら、『トゥモロー ・ウォー』に登場するホワイトスパイクの群れは、バグズの襲来を思い浮かべることでしょう。圧倒的に多くのバグズが押し寄せ、人類を皆殺しにしていきます。その数の前にはなす術もありません。
またバグズには大きな女王がいます。ホワイトスパイクには女王はいませんが、メスはオスより大きく、オスはメスを本能的に守ります。
4. 『エイリアン』ホワイトスパイクの正体
ダンと父ジェームズ、チャーリーとドリアン(ダンと一緒に未来へ行った)、女指揮官ハート中尉たちは、ロシアの氷河の下300mにある宇宙船を発見します。父ジェームズとチャーリーは氷河の上で、逃げてくるかもしれないホワイトスパイクを待ち伏せします。
ダンたちが宇宙船の中に入っていくと、宇宙船の主はホワイトスパイクではありませんでした。まるで『エイリアン』と同じようにホワイトスパイクはおそらく生物兵器として捕獲されていたようです。
宇宙船の中には多くの吊るされた袋の中にホワイトスパイクのメスが冬眠中でした。数匹に愛娘ミューリが作った毒を注射すると、メスは暴れながらも死んでいきました。
しかし、その騒ぎに他のメスが起きてしまったのです。数匹が宇宙船から外に逃走し、ダンが追いかけます。ドリアンとハート中尉たちは、宇宙船の中に残り戦います。しかし、多数のメスに対処できないと判断したドリアンは、自爆の覚悟で爆弾のスイッチを押し、宇宙船もろともメスを葬り去ります。
父ジェームズとチャーリーは外に出てきたホワイトスパイクのメスを撃ち殺していきますが、一匹だけを取り逃がします。氷河から出てきたダンは父ジェームズと協力して、ホワイトスパイク最後のメスと戦います。
終わりに
AMAZON ORIGINAL クリス・プラット主演『トゥモロー・ウォー』1本の映画の中に、4つの映画の要素があることを書いてきました。ですから、レビューの評価より遥かに面白い映画だと思います。
- 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の父と子
- 『インデペンデンス・デイ』の高揚感
- 『スターシップ・トゥルーパーズ』のバグズ
- 『エイリアン』ホワイトスパイクの正体
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※本記事は2024年1月19日現在の情報です。最新の情報は、公式サイトでご確認ください。