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ガル・ガドット『ワンダーウーマン』 について語る

「彼女がまだ世間知らずな100年前に遡る。若い理想主義者で純真。みんなが見てきたような経験豊富で思慮深い成熟した戦士とは異なるの」

映画『ワンダーウーマン』におけるダイアナ・プリンスは、ガル・ガドットが言うとおり、人間が戦うのは背後で軍神アレスが操っているという信念を持っています。軍神アレスを倒せば、この世界は平和になる、そんなダイアナがワンダーウーマンとして、ドイツ軍と戦います。

しかし、戦っているうちに、相棒ともいうべきスティーブ・トレバーに戦争の真実、人間の真実を知らされ、苦悩するところもよく描かれています。映画『ワンダーウーマン』は、純真な乙女が分別を持った大人の女になる成長の物語です。

アマゾン〜セミッシラとは?

ダイアナ(ガル・ガドット)がまだ幼い頃、セミッシラの女王ヒッポリタ(コニー・ニールセン)は「わが民と私の戦いの日々」と物語っています。それは、ダイアナが戦いに興味があるのを感じ取り、「戦いには希望がない」と教えるためでした。少し長いですが、物語の字幕を載せておきます。


昔々、新しい時代の夜明け
歴史は、まだ夢物語の中……
神々が地球を支配し、ゼウスは頂点に君臨していた
ゼウスは神々に使える存在を造った
姿形はゼウスに似て、公明正大で力強く情熱を持っていた
それらは"人間"と呼ばれ善良だった

だがゼウスの息子は人間を妬み、堕落させようとした
この神の名は軍神アレス
アレスは人間の心を嫉妬と疑念で毒し、敵対させたのだ
地上は戦で荒果てた

そこで神たちは私たち"アマゾン"を造り
人間の心を愛で包み、平和を取り戻した

しばらく平和が続いた。それもつかの間……
あなたの母、アマゾン族の女王が隷属からの反乱を起こしたの

ゼウスと神々がわれわれを守ると
アレスが現れ神々を倒し、残るはゼウスのみ
ゼウスは最後の力を振り絞り
渾身の一撃で軍神アレスを退けた
でもゼウスには分かっていた
アレスは舞い戻り、終わりなき戦いを画策すると
人間は殺し合い、アマゾンも滅びる

そこでゼウスは私たちに神を殺せる武器を与えた
いまわの際にゼウスはこの島(セミッシラ)を作った
外界から遮断され、アレスにも見つからない島を
以来平和が続きている

神に感謝を、この楽園を与えてくれた


しかし、幼いダイアナは、この物語の"神を殺せる武器(ゴッドキラー)"に興味を持つのでした。彼女は戦いが好きなのです。ダイアナはゼウスの娘だとも言われていますので、アレスに対しての女神アテナといっても良いのではないでしょうか。後で触れますが、ギリシャ神話ではこの二人の神は仲が悪く、よく戦います。

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『ワンダーウーマン』あらすじとネタバレ

ダイアナの誕生

ダイアナの誕生
「粘土であなたを形作り、命を与えてとゼウスに懇願した」
セミッシラの女王ヒッポリタは、ダイアナが幼い頃にこう語っています。そして、ダイアナの使命は、いずれ舞い戻る軍神アレスを倒すことです。
(アレスから言われたダイアナの出生の秘密は違いました)

ダイアナが大きく成長した時、外界からセミッシラに飛行機で逃げてきたスティーブ・トレバー(クリス・パイン)。彼を追ってきたナチスの軍隊もセミッシラにやってきます。スティーブを助けるダイアナ。アマゾンの将軍アンティオペ(ロビン・ライト)率いるアマゾン戦士たちも海岸に集結。戦いでナチスの軍隊を全滅させますが、多数のアマゾンも死亡します。

そして、ダイアナをかばって銃弾に倒れたアンティオペは「時がきた。あなたはゴッドキラー、行くのよ」とダイアナに告げると死にます。

連合国のスパイ、スティーブ・トレバーの任務

海岸の戦い後、スティーブは拘束されます。真実を自白させる"ヘスティアの縄"によって、スティーブは自分の素性を女王とダイアナの前で語ります。彼は連合軍のスパイで、任務はナチスの指導者ルーデンドルフ総監の監視でした。ナチスのドクター・ポイズンことイザベル・マル博士(エレナ・アナヤ)の毒ガス製造を知り、彼女のアイデアが書き込まれた手帳を盗んできたのです。

ダイアナ、ワンダーウーマンの使命

スティーブから戦争のことを聞き、ダイアナはセミッシラを出ることを決意します。夜になって、ダイアナとスティーブは、アマゾンの船に乗ろうとします。その時、女王ヒッポリタが現れます。

罪なき人々の死を傍観できない。誰もアレスから世界を守らないのなら、私が守る
と、ダイアナは女王に決意を語ります。

女王はダイアナの決意を知っていましたので、止めることはしません。史上最強戦士だったアンティオペの形見(ひたいのエンブレム)を渡し、
ふさわしき者になって」と言い、
また「気をつけて、人間の世界はあなたには値しない」と、悲しみの中送り出すのでした。

ワンダーウーマン、ロンドンへ、戦場へ

スティーブとダイアナはロンドンへ行き、エーリヒ・ルーデンドルフ総監(ダニー・ヒューストン)の毒ガス計画を連合軍の幹部たちに伝えますが、彼らは和平交渉が続いていると聞く耳を持ちません。

ステーブは昔の仲間—潜入諜報員サミーア、狙撃手チャーリーを誘い、戦場に向かいます。ダイアナはルーデンドルフがアレスであると確信し、スティーブに同行します。この時支援してくれたのが、連合軍の幹部であるパトリック・モーガン卿(デヴィッド・シューリス)でした。

戦場に着くと、驚異的な戦闘能力でダイアナことワンダーウーマンはナチスの軍隊を倒しながら、悲惨な目にあっている村人たちを助けます。村人に喜ばれ、笑みがこぼれるワンダーウーマン。この戦場の場で撮影したワンダーウーマン、スティーブ、潜入諜報員サミーア、狙撃手チャーリー、密輸業者酋長の写真の原板が、後にバットマンことブルース・ウェインがダイアナに送ってきたものでした。

そして、ルーデンドルフの居場所をスティーブの秘書から連絡があります。今いる村のすぐ近くに最高司令部があると。明日の夜、最後の晩餐会が開かれることも。しかし、モーガン卿は「休戦交渉が水の泡になる」と、会場に近づくことを禁止してきました。

ワンダーウーマンは「ルーデンドルフはアレスよ」、スティーブは「毒ガス計画を突き止める最後のチャンス」と聞こえないふりをして電話を切るスティーブ。

晩餐会でルーデンドルフとはなし、彼を殺そうとするワンダーウーマン。
彼を殺したら何も止められない」と阻止するスティーブ。それでも追いかけるダイアナ、後を追うスティーブ。その時、館の屋上から、村へ向けて毒ガスが発射されました。

助けに向かうワンダーウーマン 、しかし、時すでに遅く、村人は全員死んでしまいます。ワンダーウーマンはルーデンドルフの殺害を阻止されたことで、スティーブに対して怒りをぶつけます。
アレスに毒されたのはドイツ軍だけじゃない。あなたたちもよ

その時、ルーデンドルフがいる場所を酋長がのろしで知らせてきました。

ワンダーウーマンvsルーデンドルフ

ワンダーウーマンは馬に乗り走り出します。そして、ついにアレスだと思っていたルーデンドルフをゴッドキラーで刺し殺したのです。

しかし、毒ガスを運ぶドイツ軍。戦争が終わらないことにダイアナは疑問を持ちます。追いかけてきたスティーブに戦争が続いていることを問います。
アレスは死んだ。なぜ戦い続けるの?

苦悩の表情で、スティーブは答えます。
それが人間だからだ。皆が善人だからではない。アレスは関係ない。それが人間なんだ
母の言うとおり、私にとって、この世界は救うに値しない

ダイアナはもはやスティーブを受け入れられません。スティーブは毒ガス弾を止めるべく去っていきます。

軍神アレスvsワンダーウーマン

そこになぜか、イギリスにいるはずのモーガン卿がきていたのです。なんと、モーガン卿がアレスだったのです。
アレスは語ります。
父ゼウスの創造物がいかに邪悪かを示すことだった

ワンダーウーマンはゴッドキラーの剣でアレスを倒そうとしますが、ゴッドキラーはアレスの掌で止められ煙となって消えます。
愛しき者よ、ゴッドキラーはお前だ。神のみが神を殺せる。ゼウスとアマゾンの女王は子を設けた。私を倒すために

アレスはワンダーウーマンを味方にしようと、いかに人間が邪悪であるか話し、仲間にしようとしますが、彼女はアレスには加担しません。

一方、毒ガスはすでに飛行機に積み込まれ、イギリス爆撃へと出発します。阻止すべく、飛行機に乗り込むスティーブ。ワンダーウーマンに「愛している」と告げて……

はたして、ワンダーウーマンはいかにアレスを倒すのか? また、スティーブはイギリス爆撃をどう阻止するのか? 最後の戦いが始まります。

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軍神アレス〜オリュンポスの十二神の一柱

ギリシャ神話における軍神アレスとは

軍神アレスは大神ゼウスとその妃ヘラの子。アレスの性格は戦い好きで粗暴です。そのせいで両親から嫌われていました。トロイア戦争では、オリュンポスの神々もトロイア側とギリシャ側に分かれて戦いました。アレスはトロイア側、アテナはギリシャ側でした。

アレスvsアテナ知恵と闘いの神アテナvs軍神アレス

『イリアス』におけるアレスvsアテナ
アレスがアテナに躍りかかると、アテナは後ろに下がり、大きな黒い石を拾い上げます。そして、アレスの首のあたりに投げつけると、彼はは大きく手足を伸ばして地面に仰向けに倒れました。
「愚か者めが。わたしと力で争うとは、わたしがそなたよりどれほど強いか、そなたにはまだわかっておらぬのだな」
(『イリアス』第21歌 )

アレスとアフロディテ(ビーナス)の浮気

びっこで不男のヘパイストスが夫であった美の女神アフロディテ。一方、戦い好きで美男、立派な体格をしているアレス。アフロディテはアレスを好きになります。ヘパイストスが仕事でレムノス島に出かけると、アレスが家にやってきます。

たびたびそれを目撃していた太陽神ヘリオスはヘパイストスが気の毒になり、アフロディテの浮気を夫に伝えます。

ここですぐかっとなって怒らなかったヘパイストス。彼は鍛冶の神で、なんでも精巧に造れるのです。彼はベッドに自動で動く透明な糸を張りめぐらし、浮気をしている二人を動けなくしました。その後、大声でオリュンポス12神などの神々を呼び、二人の醜態をさらしたのです。

この時、ある陽気な神は「アフロディテを抱けるなら、こんな格好になってもいいかな」と言って、神々を笑わしていました。

『ワンダーウーマン』キャスト

セミッシラ
ワンダーウーマン / ダイアナ (ガル・ガドット
ヒッポリタ女王(コニー・ニールセン)セミッシラを治めるダイアナの母
アンティオペ(ロビン・ライト)女王の妹・ダイアナの叔母でアマゾン族の将軍

連合国・イギリス
スティーブ・トレバー(クリス・パイン)アメリカ陸軍航空部のパイロット、連合国側のスパイ
パトリック・モーガン卿(デヴィッド・シューリス)イギリス人の政治家。じつは軍神アレス

ドイツ軍
エーリヒ・ルーデンドルフ総監(ダニー・ヒューストン)ドイツ軍の独裁的な総監
イザベル・マル博士 / ドクター・ポイズン(エレナ・アナヤ)毒物の専門家

まとめ

ガル・ガドットが語っているように、『ワンダーウーマン』におけるダイアナは、純粋で正義感が強い乙女のようです。彼女が助けた戦場の村人から感謝されるシーンは、そんなダイアナにとっては至福の時であったことでしょう。

しかし、その後助けた村人が毒ガス攻撃でみんな死んでしまうと、大きなショックを受けてしまいます。アレスだと思っていたルーデンドルフを殺しても、戦争は終わらない? スティーブに人間の邪悪さを「アレスは関係ない。それが人間なんだ」と言われると、
『母の言うとおり、私にとって、この世界は救うに値しないのではないか、この先戦うべきなのか』と、悩んでいたと思います。

そんなダイアナに軍神アレスの囁き
このわたしと組んで力を合わせれば、人間がもたらした痛み、苦しみ、破壊をすべて終わらせ、この世界を元通りの楽園にできる、永遠に—まさにキリストを誘惑する悪魔の囁きで、心が揺らいだはずです。

映画『ワンダーウーマン』のダイアナは、まさにガル・ガドットが語る「若い理想主義者で純真」なのです。そんなダイアナがアレスへの協力を断り、戦う姿は真のワンダーウーマンになる試練だったのではないでしょうか。

成長したワンダーウーマンですが、
さらなる大きな敵との戦い、恋に悩むダイアナを描いた次作が『ワンダーウーマン1984』です。

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