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『教場』エピローグ、木村拓哉・風間公親教官の衝撃の行動
それは、今日入ったばかりの第100期短期課程40人を前にした第三教場でのこと。
教壇での風間教官の一声
「この中で、警察官に憧れているものは?」。当然のように、40人のほとんどの学生は手をあげます。
「今手を挙げている者には、ぜひすすめたい。これを書くことを」と、風間教官があげたのは、一枚の書類。
それを最前列の学生に渡すと、「タイトルを皆に聞こえるように読んでみてくれ」。それを見た学生は、言葉に詰まります。
「どうした? 遠慮は入らない。大きな声で頼む」
「退校届とありますが……」
「初めに断っておくが、私は君たちを警察官にするつもりはない」
これが、木村拓哉演じる白髪・風間公親教官です。
『教場』白髪・風間教官の右目は義眼
白髪・風間教官は説明します。「警察官には危険が多い。職務質問の最中に攻撃を受けることもある」
すると、書類を受けた学生が名乗り出るかのように、「自分は大丈夫だと思います」と話した後、正拳突きの型をし「極真空手の黒帯だから」と説明します。そして、学生は両手を広げると、学生の間から喝采と歓声が起きます。
「ずいぶん頼もしいな。だが、相手も素手だとは限らない。刃物、拳銃、スタンガン。街に出れば、ありとあらゆる得物を前にすることになる。まれに、千枚通しのような凶器を顔に向けられ―」
視線をあげた白髪・風間教官。片手の人差し指を右の下目蓋の中へ差し込み、そのまま視線を下へ戻すと、
「こうした憂き目にあう場合もある」
風間教官は眼球を模したガラス片を指先でつまみ、軽く持ち上げてみせると……
黒帯の学生の顔が、さっと色を失います。
これが、白髪・風間公親教官です。
白髪・風間教官、過去に千枚通しで右眼を失いました。このエピソードは、まだ読んでいませんが、『教場0』で語られます。
『教場2』への予告
『教場』エピローグでは、『教場2』へ続くエピソードも語られます。
「この中で、警察官に憧れているものは?」。この質問に手をあげなかったある学生に質問する風間教官。
「憧れでなければ、警察官に対してどんな気持ちを持っている」
「文句があります。いろいろと」。風間教官、頬が緩むのが抑えきれなかった。
これが、白髪・風間公親教官です。
※ちなみに、この学生は『教場2』のドクター上がり、桐沢篤(27)の仲間でそつがない美浦亮真です。
【教場原作シリーズ】
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→ 長岡弘樹原作『教場2』読んだ!木村拓哉主演[教場・教場Ⅱ]はFOD
→ 長岡弘樹著『教場0 刑事指導官 風間公親』右義眼の戦慄の原因!
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【教場ドラマについて】
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