木村拓哉演じる主人公・白髪の風間公親の人物像。初の警察学校小説にして決定版。脱帽—　警察小説の大御所・横山秀夫氏の評。しかし、長岡弘樹著『教場』ストーリー展開が分かりづらい！

木村拓哉演じる『教場』白髪・風間教官。片手の人差し指を右の下目蓋の中へ差し込み、そのまま視線を下へ戻すと、「こうした憂き目にあう場合もある」。眼球を模したガラス片を指先でつまみ、軽く持ち上げてみせます。

木村拓哉演じる白髪教官・風間公親教官は、『教場』より『教場2』では、たびたび顔を出します。第一話から第六話まで、そのエピソードの主人公に退校届を差し出すのです。それが、風間教官の優しさなのです。

『教場0』のクライマックスはなんと言っても、『第６話　毒のある骸』。教場シリーズの鬼教官・風間公親の右眼の秘密が明かされるからです。そして、シャーロクホームズにとっての宿敵モリアーティ教授とも言ってよい、風間の宿敵である十崎が最後に出てきます。

長岡弘樹著『教場』シリーズ初の長編『風間教場』は、長編ではありません。第一話から第六話に分けてないだけで、小エピソードが集まったオムニバス長編です。平優羽子よ、あなたの取るべき行動は、十崎を逮捕することでしょう。

木村拓哉「『教場』は内容が非常に刺激的。原作小説での警察字校は、＂警察官になる人間をふるいにかける場＂で、正直その厳しさは人権意識や民主主義からかけ離れています」

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木村拓哉主演『教場』（フジテレビ開局60周年特別企画）の登場人物について、原作小説『教場』から解説。第１回は工藤阿須加演じる宮坂定と林遣都演じる平田和道です。

大島優子演じるのは楠本しのぶ、葵わかな演じるのは岸本香織です。この二人が出てくるのは、原作では『教場』第二話 牢問です。そして最後には、風間教官はなぜすぐ楠本しのぶを助け出さないのか？ 読者は疑問に感じつつ、緊迫感が増していきます。

2020年1月4・5日に放映される、木村拓哉主演『教場』の登場人物について、原作小説『教場』から解説。第3回は三浦翔平演じる日下部准と西畑大吾演じる樫村卓実です。